流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

中田敦彦さんのYouTube大学

いや、たまげましたね。中田敦彦さんのYouTube動画ですよ。かなーり遅ればせながら見ましたが、面白いですね。


【7つの習慣①】

私が見たのはフランクリン・コヴィーさんの「7つの習慣」というベストセラー本の解説。私は過去にこの本を2回ほど読んだのですが、半分忘れた内容を思い出す意味で動画を視聴したのですが、実にポイントを押さえた解説をしているなぁと思った次第です。

 

本の内容をかいつまんで解説してくれるので、頭にスッと入ってくるんですよ。まさにカリスマ講師の授業みたいな感じで頭の中にポンポンと入ってくる。そう、わかった気になってしまうんですよね。そこが凄いところで恐ろしいところでもあるなと思いました。

 

教養を手軽に増やしたい。けれども、本はおろか漫画でも読むのは面倒・・・。そう思っている人はきっと多いと思います。そんなターゲットにとてもリーチするサービスと感じました。

 

正直に告白すると、中田敦彦さんのYouTube大学の悪評は以前から聞いていんです。特に世界史などの解釈が誤っていたり誇張しすぎたり、独自の解釈を加えていたり等々。

 

なので、私は怪しいと思いつつも見てしまいましたが、私が見た7つの習慣の解説では意外にも本が訴えたい内容に忠実だったため、少々驚いてしまいました。いや、人の評判だけで判断するのは良くないですね。特にネット界隈では。少々反省しました。

 

中田敦彦さんの才能は、考えてニーズを掘り起こすセンスの部分なのかな、と思いました。社会人向けに薄らぼんやりとある「教養を強化したい」というニーズにうまく合致させてきたなと思った次第です。ホント、ニーズをうまく掘り起こしたなと。

 

きっと、優秀なブレーンが後ろにいるんでしょうけれども、賢いやり方ですよね。吉本興業の退社の際などトラブルっぽいこと書かれて賛否両論あるんでしょうけど、逆にテレビが斜陽産業となる中で芸人さんも芸能事務所も生き残りをかけた変革を迫られてるんでしょう。

 

同時に、教育動画の可能性を改めて感じました。説明がうまい人の動画は本当に凄くわかりやすい。下手に対面で授業するよりも、オンラインでもわかりやすい授業をする方が得るものが多いと感じた次第です。

 

そうすると、学校や塾の役割が変わってくるのかな、とも感じました。教師は教えることよりも、むしろ生徒の個性をとらえて、うまくモチベーションを維持させることの方が重視されてくるのでしょう。なので、今後は「いい先生」の基準が変わってくるのではないか、という気がしてきた次第です。話が変わっちゃいましたね。