流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

リモートワークして良かった10のこと

今日はリモートワークをして良いと感じた10のことを書きます。

 

私の周りではコロナ禍を機にリモートワークが確実に定着した気がします。

 

コロナ禍となってから私の会社ではリモートワーク化が急速に進行しました。私も業務に適用できるのか不安でしたが、今はうまくいっている気がします。

 

なんだか、みんなリモートワークしたかったと思うんですよ。今回のコロナがきっかけとなってリモートワーク化が推進されたような、そんな気がするのです。疫病の流行がリモートワークを後押ししたってのは皮肉な話ですよね。

 

リモートワーク期間中には、みなさんがストレスを抱えながらも、リモートで働くスタイルを徐々に身に着け、着実に適応してることが感じられました。人間には適用力が備わってるんですよね。

 

私も含め、みんながテレワークのスタイルを少しずつ理解し、改善し、それに体が馴染んできた気がします。私も例外なくリモートワーク馴染みつつあり、今さら元の世界に戻れと言われても絶対嫌だなって思うようになりました。

 

というわけで、今日は私なりの「リモートワークして良かった10のこと」について書いてみようと思います。

その1:集中して仕事ができる

私は以前はリモートワークに否定的でしたが、リモートワークが良いと実感したのは、ひさしぶりにオフィスに出社し仕事をした6月ごろのこと。驚いたのは、オフィス環境での仕事のしにくさ。まぁとにかく周囲の雑音が気になって気になってしかたがない。オフィスってうるさいですよね。

 

いろいろなものに気を取られるんです。私のリモートワーク環境は、ほぼ邪魔されずに一人で仕事ができているからなのか、オフィスで仕事をしていると、周囲の雑音がとても気になるようになったんです。

 

それだけではなく、なぜかとても疲れるんですよね。この数か月間は家の中で仕事をしていたからなのか、注意力を仕事以外のことに遣うことなどがその理由のような気がします。とにかく外で一日過ごすとすごく疲れるんですよね。よくこんな環境で仕事できてたな。

 

というわけで、私はオフィスでは集中できない体になってしまっていたのですよね。

 

その2:自分に応じた環境設定ができる

先日のブログにも書いた内容ですが、デスク回り、特に椅子は本当に大事なことを学びました。自分用のオフィスチェアを買ってみてわかったのですが、とにかく肩が凝らないことが最高です。肩がこらないことは正義。いまだにキッチンの椅子で仕事をしている同僚がいますが、正直言って信じられません。

 

パソコンを使った業務が中心になると、デスク関連で体にかかる負担を極小化する「環境設定」が大事になってくるのです。キーボード周りやひじ掛け、ディスプレイの角度などなど。デスク回りの環境を最適化し、その状態を常に保っていることで心身にかかるストレスを極小化できるんですよね。

(生産性があがるかどうかは別として!)業務の集中度が違うんです。

 

 

その3:通勤のストレスがない

まぁこれもよく言われることと思いますが、通勤時間のストレスがないこともいいですね。これまで、自分は通勤電車をそれほど苦痛に思っていなかった方だと思いますが、先日に満員電車に乗ったときに大きなストレスを感じました。

 

もう少し詳しく説明すると、通勤電車で過ごす時間の無駄をストレスと感じるようになってしまったのです。

 

普通に考えると、満員電車の中という密集した空間の中でただじっとしているのって無駄ですよね。通勤電車の中で座れるなら、本を読んだり学習したり寝たりもできますが、満員に近い状態だと音楽を聴きながらぼーっとするしかありません。

 

以前はそれが当たりと思えましたが、今はそんなことは許せなくなったのです。この無駄時間をどうにかしたいと考え、通勤という行為そのものにストレスを感じてしまうようになったんですよね。

 

そう思ったのは、リモートワークでアウトプットを最大化することにフォーカスされたことで、無駄をできるだけ排除したい、と考えるようになったからだと思います。

 

その4:打合せの準備に時間をかけられる

オンラインでは、コロナ禍前の時と違って移動時間に時間をかける必要がないため、打合せの準備を入念に行えることがメリットだと思います。

 

また、カメラに映る場所以外は気を遣う必要がないため、デスク回りにメモや資料などを置いて会議に臨めます。対面とは違い、事前準備した内容をデスクに広げ、それをもとに話ができることは大きなメリットだと感じます。

 

つまり、私のようなコミュ障でも事前準備に時間をかけられるので、打合せでの心理的負担が少ないのです。まぁ、これまでは移動時間などにぼんやりと考えながらシナリオを用意していたことを、座りながら事前に考えられるというか。そんな感じ。

 

 

その5:打合せ等を数多くこなせる

打合せなどを数多くこなせることはメリットだと思います。オンラインだと移動時間がないこともあり、要件だけで済ませるような打合せは30分単位で入れられるんですよね。それだけ事前準備が必要となりますが、打合せ相手にも事前準備してもらえるようになったので、全体として会議の効率が良くなった気がします。

 

一方で、顔が見えないもしくは画面越しになってしまうので情報量が少ないことや、自分が話していることへの反応がわからないなどのデメリットがあります。ほぼ間違いなくオンラインミーティングは1回の打合せで得られる情報量が少なくなる気がします。

 

ただ、効率的な会議運営ができることで打合せの回数を増やしてカバーできるメリットのほうが大きいと感じました。また、フリーディスカッションや深いレベルの議論を行う場合や、交渉などの局面は対面じゃないと難しいと思います。要は使い分けですよね。 

 

自分の部下はどんどん打合せを入れてくるので、いろいろな理由をつけて自分のスケジュールをブロックするのが大変です(笑)

 

その6:スクリーンショットを保存できる

一日に打合せを沢山こなすと、後で内容を忘れてること、良くありませんか?効率的に働けるようになると一日の業務量が増える一方で、「あれ?今日の最初の打合せの結論なんだっけ?」と思うことはありませんか?私にはよくあります。

 

でも、オンラインミーティングなら安心。オンライン会議ならPCで議事をメモれるだけでなく、打合せの資料をスクリーンショットを保存しながらメモれるのです。スクリーンショットを保存し放題なので、あとからいくらでも見返すことができます。私のような記憶力が弱い人間には最適なんですよね。

 

オンラインミーティングでは、打合せには何らかの形で投影してくれることが多いので、それを資料化できるのがいいんです。それをOneNoteなどで時系列やテーマ別に整理しておけば、その時の会話を思い出せるってわけ。これは大きなメリットと思います。

 

その7:直前まで 寝られる

いつまでも寝ていたい人はいませんか。はい、私です。どこでも寝られるのが私の長所です。

 

リモートワークだと隙間時間にいつでも寝られるんですよね。業務開始直前、昼休みの時間帯、打合せの合間などなど。その時間帯を使ってベッドで横になれるというのがものすごく大きいです。

 

寝過ごさないのか?が心配な方がいらっしゃると思いますが、スマホやAppleWatchなどでタイマーをかけるのがポイントで、眠くなくても横になることで一休みしています。

疲労していない場合は10分あれば一休みできるので、気分が切り替えられリフレッシュできます。細切れになった時間を有効活用できるのはうれしいですよね。

横になった後にはリフレッシュでき、集中力があがるのでだいたい効率がアップ!しているような気がする。

 

その8:誰も見ていないので好きなことができる

どんどんレベルが低くなってきました(笑) 

オフィスでは、煎餅をボリボリ食べていたらうるさいかな?とか、音楽聞きながら仕事したら怒られるかな?とか気にしたことはありませんか?オフィスでは周囲に気を遣う必要がありますよね。けれどもオンラインならその気遣いは無用。好きなことをしながら仕事ができるのが良いですよね。

 

おなかが空いたらおやつを食べるし、コーヒーを飲みたくなったら飲む。私は気分がイマイチ乗らないときは歌ってみたりとか。オフィスで知らず知らずのうちにクセが出てしまわないか心配です。でも、作業の生産性は確実に上がっている!(気がします)

 

その9:放課後の子供の実態がわかる

仕事から完全に離れてしまいました。けど、これも大事だと思いました。

私の家庭は小学生の子供×2人の共働きの世帯ですが、子供が学校から帰ってきてから何をしているかこれまでは謎のベールに包まれておりました。

 

けど、それが自宅にいるからわかっちゃうんですよね。この実態が分かったことが私にとって大きかったです。子供たちが帰宅してから夕方までの過ごし方に無駄が多い事多いこと。。。これもリモートワークがなかったらわからなかったですね。

 

そして子供たちの生活を目の当たりにし、必要であれば態度を改めさせることができる点がいいですよね。

 

 

その10:家族と一緒にいる時間が長く取れること

在宅時間が長いことで、家族と一緒にいられる時間が長いこと。これは大きいです。実際に平日に家族に触れられる時間は多くありませんが、夕方などにトイレで席を立った時や、余裕があるときなどにリビングに行って軽い会話をできるので、家族の様子がわかるのです。

 

なんというか、距離が近いことは安心感につながるんですよね。特に、子供がまだ小学生の我が家では、父が家にいることの価値はとても大きいと感じました。(子供たちが若干嫌がっているフシがありますが...

 

まとめ

まあ、リモートワークで良かったことを書いてみましたが、私も以前はリモートワーク否定派でした。私が以前に所属した会社では、(もう20年近く前になりますが)フリーアドレスを採用していたんですよね。

 

けれども、リモートワークはできてませんでした。というよりも、昼はオフィス、深夜に帰宅してその後も自宅で働いてました。その当時は入社間もない下っ端だったため、仕事が終わらなかったんですよね。

 

さらに、リモートワークする勇気がなくむしろ朝早めに出社して仕事をして頑張ってました。夜遅くまで頑張ると評価されるような風潮もあったような気がします。今考えるとアホで不思議な話ですが、けれども日本全体にそんな雰囲気がありました。

 

そのころには、リモートワークは効率的になると気づきながらも、特に管理側がリモートで働くことに対する不安感を払しょくしきれなかったのではないかと思います。けれども、もう時代は変わりました。

 

アウトプットの質で評価されるそんな時代がやってきたのです。コロナを機に変わったのはとても象徴的ですよね。

 

今後はテレワークとオンサイト。そのどちらかの選択ではなく、使い分けのバランスが良いと気づく時が来るのだと思います。毎日テレワークでもよくないし、毎日オフィスにいる必要もない。テレワークとオフィスワークの併用型がとっても良いことに皆が気づくのだろうという気がします。

 

ま、そんな感じになるんじゃないですかね。