流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

うん。この本は面白かったね。

 

日本もまだ捨てたもんじゃない。マーケティングで日本はもっと元気になれるんじゃないか?と思え、ちょっとテンションがあがる本だと思います。 

 

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方  成功を引き寄せるマーケティング入門

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

 

 たった1つの考え方。それは何なのか?

 

それは、消費者目線で徹底的に考えること、そしてマーケティングってすごく大事!ってこと。とにかく仕組みで売れるようにすること。それがマーケティングなんですね。

 

ハロウィンのキャンペーンを流行らせた件は特に興味深かったです。
あぁ、分析があって、資本の集中投下があって、初めて成功するんだな、と。

 

森岡さんは、おそらく数多くの軋轢を生んできた人なんだろうと思います。
しかし、それ以上に、いや数倍の結果を出してきた人なんだと思います。

また、信念をもっていろいろな慣習や思い込みに立ち向かったのだろうな、とも思います。

 

その詳しい経緯などはわかりませんが、ものすごいご苦労をされたのだな

と思います。

 

 

そういえば、以前に同じような気持ちになったなとおもったのですが、この手の本で次のページをめくるたびに興奮したのは、夏野剛さんの「iモードストラテジー」以来のような気がします。 

Iモード・ストラテジー

Iモード・ストラテジー

 

 (夏野さんの実績はその後のiモードの成れの果てなどの関係もあり、その実績はずいぶんと色あせてしまいましたが...)

 

そして、この本の後半部分は自分の体験をもとに、若い人たちに自身のキャリアについてしっかりを考えさせてくれます。

 

若者たちが激動の時代をどうサバイブしていくのか!?マーケターになるにはどんな人が向いているのか?そんな指針を示してくれています。森岡さんは教育者ですね。いや、指導者と言ったらよいのか。

 

とにかく、ぜひとも森岡さんには多くのフォロアーを作っていただき、もっと日本を元気にしていただきたいなと思いました。

 

途中、これまで悩んできた苦悩のようなものも、文章の端々から感じられました。
私も熱い仕事をしよう。そう思えてポジティブになれるそんな本でした。