流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

洗濯機を買い替えたら妻の機嫌がなおった

 

 先日、我が家のドラム式洗濯乾燥機が故障してしまいました。故障したのは東芝のドラム式洗濯乾燥機 TW-Z370Lという機種で6年ほど前に購入したものです。(購入時の記事(2012年1月)はこちら) 

 

nagas.hatenablog.com

 

  この洗濯乾燥機の「乾燥機能だけ」が使えなくなってしまいました。

今回は、洗濯機を変えた経緯と妻の機嫌がなおった話を書いてみます。

 

 

買替えに至った経緯

 私が以前に使っていたのは東芝のドラム式洗濯乾燥機 「TW-Z370L」。この洗濯機、使い勝手は悪くなかったのですが、とにかく故障が多くて大変でした。思い出せるだけでも、ドア故障(ドアが開かない)、糸くずとりからの水漏れ、乾燥できない(ヒートポンプユニット故障など計3回)・・・平均すると1年に1回は故障対応してた気がします。

 

 まあ、これまではすべてヤマダ電機の購入時についてくる5年保証で対応できたので、修理費用はかかりませんでしたが、普通に考えて年に1回の故障って多すぎですよね。正直な気持ちとしては、機種に対する不満云々よりも、5年保証がついていたため、故障代金がかからなかったので本当に良かったと感じました。

 

 ただ、今回は「乾燥機能だけ」が使えなくなってしまったのです。「またか」と思い調べましたが、今回の故障は6年(正確には5年11カ月)経ってからの故障となるため、保証期間外となりヤマダの保証はすでに使えません。

 

 そこで、新しい洗濯機に買いなおすか、それとも修理して使い続けるかを迷ったのですが、故障の症状からしてヒートポンプユニットの故障と想定されたため、いっそのこと買い替えたほうが早いと考えました。洗濯機は毎日使うもの。このまま故障に悩まされ続けるのも面倒ですし。家電製品の耐用年数が6年弱っていうのは電化製品としては短かい気もしますが、洗濯乾燥機の利便性の恩恵に与ることもできたわけですし、まぁしょうがないと割り切ることにしたのです。

 

洗濯機の購入を検討

 というわけで、さっそくドラム式洗濯機の購入を検討し始めました。ところが、家電量販店を覗いてみてビックリしました。すごく高い!!

 

 っていうかこんな高かったっけ?ってぐらい高い。家電量販店には普通に30万円超えの機種が並んでるわけですよ。なんじゃこりゃ?ってことで、家電量販店の方々とお話をさせていただき、その後にネットで市場調査などをしながらいろいろと勉強をさせてもらいました。


 その結果、(多くの家電製品に共通した内容かもしれませんが)どうやらドラム式洗濯機は購入に適した時期とそうでない時期があることがわかりました。

 

 少なくとも2017年に限って言うと、ドラム式洗濯機の一番お買い得な時期は8月から9月末(10月上旬?)までの間でした。というのも、ドラム式洗濯機の売れ筋製品はパナソニックと日立の2強であり、その2社が9月前後に新製品を出したため、その前後にモデル入替えのために前モデルを安く買うことができるのです。

 

 逆に、購入に適さないのはその直後(10月中旬以降)で、高くなった新製品しか店頭に並びません。私が購入を検討しはじめたのは10月下旬だったため、購入時期を逸した状態でした。これが、新製品が旧製品と比較して劇的に進化していればまだ諦めもつくのですが、基本的にはマイナーチェンジで素人にはわからない程度の変更しかないため、高価な新製品を買うメリットはあまりありません。店員さん曰く、新製品のほうが良いという消費者心理がある点と、価格競争を避ける意味で各社は定期的に新製品を出すようです。
 
 しかし、こんなに高いとは想定外でした。購入を先延ばしにするかなぁ・・・と思いつつ、ネットを情報源に安いところを調査してみましたが、価格.comなどの口コミサイトは洗濯機などのジャンルはサンプル数が少なくてあまり参考にならないこともわかりました。圧倒的に口コミの書き込み数が少ないんですよね。出てくるお買い得情報は最近のものでも1か月以上前の情報がほとんどであまり役立ちません。

 

 その後、都内の大型量販店をいくつか回って店員さんと会話をしてみましたが、どこの店舗でも「今は買い時ではない」というのが共通した見解のようでした。うーむ、どうするか。

 

選択を迫られる(洗濯だけに)


 事実はわかったのですが、でも、洗濯機に20万円とか30万円超はあまりにも高すぎるしなぁ。前の東芝のドラム式洗濯機が9.8万で買えたのに、同等の機能の機種をいま20万越えで買うってのはちょっと厳しいなぁ。

 

 ...と、そんな考えの中でいまいち購入に踏み切れずにおりました。妻とどうするかを話したところ、妻曰く、「洗濯は可能なため、洗濯をした後は外に干せばよいし、風呂場に乾燥機能がついているので致命的な故障ではない」とのこと。だから、今すぐの購入でなくてもいいよとのこと。

 

 その言葉を真に受けて、私は最新のドラム式洗濯機のラインナップやら機能やら価格を見定めて買い替えたいと思い、引き続き様子見のスタンスにしようとしていたのですが、だんだん雲行きが怪しくなってきました。

 

 というのも、妻の機嫌が明らかに悪くなり始めたのです。乾燥機能が使えないことで、ストレスが溜まってきてしまうのでしょうか。イライラが目に見えてわかるのです。

 

 再度、妻に聞いてみても、まだ買わなくても大丈夫だよと言ってくれています。けれども、実際に妻の機嫌が悪くなってきます。

 

 (しつこいとは思いつつも)妻にそれとなく聞いてみても、「高い買い物だしその価格は高いよね」と妻は言います。そして、「買うのはいつでもいいから」とも言ってくれるんです。

 

 けれども、日常の会話から、だんだんと機嫌が悪くなってくることが感じられるのです。言葉の節々に感じられるのです。そして、洗濯機の購入について何度も聞いてくるのです。明らかに期限が悪くなってきているのです。

 

 私は考えました。そうか。これは論理ではないと。早く買わないとマズい。
そんなわけで、急いで購入するに至った次第です。

 

何を買ったの?

 そうなったら、早く購入するに越したことはないので早々にに購入することにしたのです。新製品に切り替わってしまった直後のパナソニックや日立の機種は諦めて、シャープのドラム式洗濯乾燥機にしました。ES-ZP1という機種で、税込みで14万程度、設置やリサイクル料込みでの価格なので、まぁ良しとします。

 

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 妻はパナソニックの機種が希望だったようで少々微妙な表情をしていました(気がする)が、購入後は洗濯時間が短くなったことや新機能などがついたことなどから、満足して使ってくれているようです。メニューも使いやすくて何よりも快調に動いてくれているおかげで、妻の機嫌も直りました。

 

私が学んだこと

 そう。普段、当たり前のことができなくなるって辛いんですね。特に、ここ数年解放されてきた日常の雑務に再び縛られてしまうとなるとなおさら。家事の分担を見直す等も考えましたが、機械で簡単に解決できることは多少のコストがかかっても解決したほうがよいと改めて感じました。妻の機嫌が直ったのはプライスレスです。


こうして我が家の危機は回避されたのです。めでたしめでたし。

 

 家事に関しては、いろいろな立場の方がいろいろな意見があると思います。私は日常の家事は減らせる部分をできるだけ簡略化したほうがよいと考えてます。そのため、我が家には共働き三種の神器といわれるドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機、食器洗い機がありますが、どれも1つなくなったら困ると思います。

 

 そういえば、最近でいうと3か月ほど前にルンバのバッテリーがヘタってしまって使い物にならなくなり、1週間ほどルンバを使わない状態が続いたのですが、その時も妻の機嫌が悪かった気がします。うん。いつの間にか手放せない存在になっていたんですね。

 

最近、巷ではAIブームのようですが、日常の業務を楽にしてくれる家電がもっと増えたらよいですね。