流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

ほぼ日手帳のペンに最適。フリクションボール3ウッド

 

 今年も早いもので、もう10月に入ってしまいました。そろそろ来年の手帳を探し始める方もいらっしゃると思います。その中には、手帳に付属させるペン選びで迷っている人も多いのではないでしょうか。

 

 手帳のペン選びって難しいですよね。わたしもかつては毎年のペン選びが恒例行事のようになっていました。けれども、今年は手帳のペン選びをすることはありません。なぜなら、「フリクションボール3ウッド」があるからです。

 

 手帳のペンにそこそこの高級感とそこそこの使い心地を求める人、そして、フリクションだからこその消せるペンであること。

 いま、私にとっての手帳のペンはこれがベストだと言い切れます。

 

目次

 

私の手帳ペン遍歴

 私はほぼ日手帳を2006年から使い続けています。ということは今年で12年目。思い返すと長いものです。その間、手帳はずっとほぼ日手帳一筋でしたが、手帳につけるペンは試行錯誤しまくりました。

 

 最初はスタパ斎藤さんがスタパブログでゼブラのサラサ3をおススメしていた影響、しばらくはサラサ3を使っていました。その後に三菱鉛筆のジェットストリームを使いましたが、その後サラサに戻り、しばらくしてLAMYSafari2000をカスタマイズしたりなど、いろいろと試してみました。どのペンも一長一短があるんですよね。

 

 サラサは書き味が好きということもありますが、それ以外にも書いた後のインク感というか文字の感じが好きだったり、書いた後にインクが乾くまでに微妙に時間が必要なことが(なぜか自分にとって)心地良かったりなど、言葉で表現できない何かが感覚的に好きでした。

 

 ジェットストリームはものすごくスムーズな書き味で細かい字も記載しやすいのですが、逆に書き味がヌルヌルし過ぎて、手帳で使うには私にとってあまり心地よくありませんでした。また、手帳に書いた後に見直してみても、どうも文字に味がないというか、個人的にあまり落ち着きません。他の書類など書いたりするのにはよく使うのですが、手帳に使うにはあまり好んで使いませんでした。

 

 そして、LAMYSafari20004c対応のリフィルを使っていたため、書き味が良くって見た目もよかったのですが、私が使っているほぼ日手帳の革カバーとフィットしません。そして、インクがすぐになくなる。そして4c対応のリフィルが意外と高い。

 

 と、まぁいろいろと挙げてみましたが、これらのペンに共通する弱点として、(フリクション以外の)一般的なペンは消すことができないんですよね。

 

 そこで、手帳用のフリクションで高級感があるモデルを探したところあったんですよ。で、1年前に購入したのが、「フリクションボール3ウッド」だったのです。

 

 その後1年間にわたって手帳用ペンとして使い続けましたが、まったく他のペンに浮気する気が起きず、不動の地位を確立させました。私にとって、今はコレがベストだと言い切れます。

 

フリクションボール3ウッドの良いところ

 

1年間使ってみた感想として、このペンの良いところを3点挙げます。

 フリクションは消せる

 手帳にスケジュールを書き込んだ後にスケジュール変更されることってよくありませんか? 社会人ならスケジュールが変わることは日常茶飯事。いろんな人の気まぐれや、急な予定変更やら何やら。けど、一度書いたら普通のペンは消せませんよね。そんな時、どうしてますか?手帳がぐちゃぐちゃになったりしていませんか?

 

 そんな時、フリクションは威力を発揮します。フリクションの唯一無二。ほかのペンは消せない。手帳だからこそ消せる安心感。サラサやジェットストリームにはこれがありません。何を当たり前のことを言ってるんだ、と思うかもしれませんが、でも大事なポイントなので仕方ない。

 

そこそこの高級感

 私は現在アラフォーと呼ばれる世代ですが、ある程度歳をとってくると、道具に対するこだわりみたいなものが出てきます。不思議ですね。それだけでなく、ほかの人の持ち物やこだわりのようなものを無意識的にチェックするようになります。そして、似たようなチョイスをする人には勝手に親近感を覚えますし、モノをこだわって選んでる人には、少々のリスペクトをもってその人に接して、その人の造形の深さだったり、仕事へのこだわりを感じるようになる。

 

 なぜでしょうか。持ち物って、その人の生き様を現すんですね。私の知り合いで考えてみると、効率性だけを求めて何でも手っ取り早く進めようと思う人は文具などのこだわりは皆無の人が多いですし、こだわり持って進めたい人は持ち物にもこだわりがあります。文房具は他の持ち物と比べて比較的に安価分、その人のこだわりがわかりやすいんですよね。

 

 そこで、「フリクションボール3ウッド」ですよ。これなら、ギリギリで妥協できるレベルの高級感があり、個人的にはまぁ悪くないと思います。

 

 また、「フリクションボール3 ウッドでは、グリップ部にカバ材を採用しており、木目をそのまま活かすことで11本が異なる模様となって、「自分だけの1本感」を高めてくれるのです。自分だけの1本。いいですよね、この響き。それが高級感を演出してくれるのです。

 

 フリクションだから一番上にあるラバーの消しゴム部分はどうしても出てきてしまいますが、ここはご愛敬かなと。まぁ、これが許せないならフリクションは諦めた方がいいのかもしれません。

 

書き味が好き

 私はサラサとジェットストリームを比較すると、圧倒的にサラサの書き味が好みなのですが、フリクションボール3で書いた感覚は圧倒的にサラサに近い感覚です。手帳に書き込むにはヌルヌルの書き味よりも、しっかり書ける感じがとても良いです。

 

 書いていて気持ちよい、というのは私にとって重要なポイントでした。特に毎日使う文房具であればなおさらのことです。おかげで手帳にいらないことを書いてみたり、日記風につかってみたりしてしまうぐらい、いろいろ書いてしまいます。あくまでも個人的な感想になってしまいますが、ジェットストリームではこうなりませんでした。こういう文房具ってなかなか良いですよね。

 

 そして、グリップの部分がカバ材が使用されていますが、こちらのグリップもまずまずです。あくまでも好みの問題になってしまいますが、私の場合はグリップが金属製だと書いているときに微妙に滑ったり、長時間の使用だと指が汗ばんでしまって、使い物にならないんですよね。

 でも、木製のグリップなら大丈夫です。まぁ、数時間にわたるような記述などではラバー製のグリップのほうがよかったりしますが、手帳だとそんなに長時間ペンを使うことはありませんし。

 

私の使い方

 通常、「フリクションボール3ウッド」についているのは0.5mmのリフィルですが、手帳に書き込むには0.38mmのほうが適していると思います。私は0.38mmに換えて使っています。フリクション多色用のリフィルは街中の至るところで売っているので、入手しやすくていいですね。

 

 また、クリップの部分はほぼ日手帳のフィットさせるように、多少間をあけるようにしています。私は壊すのが怖いので、不要となった資料などを間に挟むなどして、少しずつ広げるようにしていき、手帳にフィットさせるところまで広げて調整しました。

 

ただし・・・

 

 現在、パイロット社のホームページからは「フリクションボール3ウッド」が見当たりません。製品ラインナップか無くなってしまったのでしょうか?調べてみましたが、よくわかりません。

 

http://www.pilot.co.jp/products/pen/frixion/

 

 その代わりに、ほぼ同じ大きさで4色使える「フリクションボール4ウッド」がラインナップに残っているようです。「フリクションボール4ウッド」は4色使えて、質感が更にアップしたことにより、「フリクションボール3ウッド」のほぼ上位互換といっても差し支えないような出来と聞いています。何よりも、ペンの大きさが実質変わらずに4色になって、質感が増したところがポイントのようです。

 ただし、定価も1000円増の3000円(税抜)となってしますが...

 

 とは言っても、いまでもAmazonなどの通販サイトでは「フリクションボール3ウッド」も取り扱っているようなので、手帳用のペンは3色で問題ない人は、より安価に購入できる「フリクションボール3ウッド」を今のうちに購入したほうがいいかもしれませんね。

 

まとめ

 

 「フリクションボール3ウッド」は、そこそこの高級感と書き味の良さに加え、フリクション特有の「消せる」使いやすいボールペンです。もう手帳のペン選びで迷いたくない!という人にとって、おススメの1本だと思います。「フリクションボール3ウッド」価格も2000円と高くない買い物ですので、割り切って購入することができると思います。皆様もぜひお試しください。

 

今回ご紹介したフリクションボール3ウッドはこちら。

 

パイロット フリクションボール3 ダークブラウン LKFB-2SEF-DBN

パイロット フリクションボール3 ダークブラウン LKFB-2SEF-DBN

 

 

 

 そして、フリクションボール4ウッドはこちら。

 

 

 他のペンに浮気する気が起きないと書きましたが、ポチりたくなっている自分がいます。こ、これだったら浮気じゃないよな...うぅ...。

(フリクションボール4ウッドは定価3000円(税抜)ですが、実売価格は税込みで2150円で販売しているようです。(2017年10月9日現在)。