AT&T第4四半期決算、「iPhone」などワイヤレス加入者増により増益らしい。
iPhone効果で加入者とARPUが増え、業績好調なAT&T。
AT&Tは米国時間1月24日、予測を上回るワイヤレス事業の成長によって四半期の増益を報告した。
その結果、株価は取引時間前の取引でほぼ3%値上がりした。
なかでも注目されるのがiPhoneの影響。
最高財務責任者(CFO)のRick Lindner氏は四半期決算に関する電話会議でiPhoneの売り上げについて言及し、2007年末の時点で「200万人ちょうどかわずかに下回る iPhoneの顧客がいた」と述べた。「10月と11月は非常に堅調な販売成績を達成し、12月には売り上げがほぼ2倍になった」(Lindner氏)
iPhone効果がでているようですね。Life is beautifulにもありました。
「iPhone効果」で好調なAT&Tの決算ーどうするドコモ?
iPhoneを日本でどのキャリアが採用するのかは興味があるところです。加入者が一番多いドコモを中心として話がすすんでいるかもしれませんが、孫さんは激しく欲しいに違いありません。iPhoneの採用可否については、キャリアの中でも意見が分かれるところでしょう。特にドコモでは。
夏野剛氏のCnetのインタビュー。
(笑)。ドコモから出てくるにしろ、ソフトバンクモバイルから出てくるにしろ、サービスは変わらないと思いますよ、Apple(が開発する端末)だから。そうなると後は経済条件だけじゃないでしょうか。個人的には、僕の味付けができないからそんなに興味はないですね。少なくとも今のiPhoneでは携帯電話回線を使って自由にアプリをダウンロードするといったことはできないですから。
否定的なコメントしてますが、キャリア独自のサービスコントロールができないという時点で、夏野氏の興味からは外れるのでしょう。
キャリアとして端末ベンダーとコンテンツプロバイダをコントロールし、ビジネスを発展させててきたドコモのこれまでの成功体験を
捨てるか捨てないかの判断を迫られている。そのタイムリミットは刻々と迫っているのかも知れません。
まだ判断するには早急かもしれませんが、iPhoneの登場とその成功により、「モバイル」がオープンになり、
日本におけるADSLのときのような「水平分業」モデルに移行する動きがさらに加速する・・・のだろうか。