3年間PORTERのTIMEを使った感想、そして次に買ったTUMIのAlpha2 スリム・3ウェイ26182

　つい先日、私は3年ぶりにビジネスバッグを買い替えました。これまで使っていたのはPORTERのTIME（ポータータイム）という3wayバッグでしたが、今回はTUMIのAlpha2 スリム・スリーウェイ26182というモデルに買い替えました。結果としてとても満足しています。

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　サラリーマンでビジネスバッグを買い替えたい人や、3wayバッグを使ってみたい人は多いと思います。通勤用途にPORTERとTUMIの3wayバッグを比較対象にする人は多いと思いますが、2つの製品をネットで比較している人は少なかったため、思わずレビューを書いてみた次第です。

以前に使っていたバッグ、買い替えたバッグ
私が使っていたPORTER TIME（ポータータイム）の感想
私が買い替えた3つの理由
TUMIのAlpha2 スリム・スリーウェイ26182の感想
まとめ

以前に使っていたバッグ、買い替えたバッグ

　私がこれまで使ってきたビジネスバッグはPORTERのTIME 3WAY BRIEF CASE、買い替えたのはALPHA 2　スリム・スリーウェイ・ブリーフ 26182というモデルです。簡単な比較は以下のとおりです。

	以前に使っていたバッグ（PORTER）	最近購入したバッグ（TUMI）
品名	PORTER TIME 3WAY BRIEF CASE	ALPHA 2　スリム・スリーウェイ・ブリーフ 26182
品番	655-08296	26182D2E
参考価格	￥36,000（税抜き）	￥60,000（税抜き）
大きさ	W420/H300/D90	W405/H290/D90
重さ（実測値）	約1.1kg（肩かけ用のベルト、ネームタグ除く）	約1.5kg（実測値：肩かけ用のベルト、ネームタグ除く）
商品Web	https://www.yoshidakaban.com/product/103431.html	www.tumi.co.jp/shop/g/g026182D2E/

　PORTERのTIMEは何種類かありますが、一番薄型かつ3wayタイプのものを選んでいます。また、日本限定モデルのAlpha2の一番薄型の3way タイプのものです。また、カラーは（今は販売していない）アンスラサイトという色を選びました。また、同じAlpha2の26182でもこのアンスラサイトだけ素材はファブリックとなっており、バリスティックナイロンではありません。（ブラックなど他の色はバリスティックナイロンです）

　以前、私はサラリーマンがリュックスタイルでカバンを背負うことに否定的でした。しかし、最近はビジネスバッグがスタイリッシュになってきたことや、周りでもリュックのスタイルが増えてきたことなどから、これはアリかなと思い始めていました。それ以来、すこし憧れていたんですよね。サラリーマンなのにリュックって、なんかとても自由な気がして。人の価値観は変わるものですね。

　今回、2回目の3wayのビジネスバッグを買い替えたわけですが、まったく躊躇いがありませんでした。いちどリュックスタイルに慣れてしますともう後戻りはできないです。みんな、我慢してないでこっちの世界に来てしまえよ！って思ってしまいました。

私が使っていたPORTER TIME（ポータータイム）の感想

　私は2015年5月にこのビジネスバッグを購入して約3年間使いました。私がPORTERのTIMEを購入した際のビジネスバッグ選びは、軽さとデザインのバランスがとれていて、私の周りがあまり持っていない3ウェイでであることを念頭にチョイスしています。結果として満足。

では、お約束の価格com風のレビューをしてみます。

　・収納力　★★★★☆（4.5ぐらい）
　大きさの割に収納性が高く、A4サイズのファイルなどをガンガン入れられます。バッグの表面がソフトな素材なので、荷物を無理やり詰め込めば驚くほど収納可能です。メインの収納部は仕切りが無いので、書類だけでなくペットボトルや水筒など雑多な荷物がたくさん入れることが可能です。

　・デザイン　★★★★（4）
　PORTERらしいデザインと思いますが、独自のコーデュラナイロンが主張していて悪くないデザインだと思います。曲線をうまく使ったデザインにソフトな素材を使っているので、スーツに合わせると少しだけカジュアルな印象になりますね。

　・快適性　　★★★★★（5）
　3wayとして使った場合の感想となりますが、肩のストラップはクッション性が高く、長時間背負っていても疲れません。持った時の革の感触も良好で、値段なりにしっかり造られていると感じました。背中にすごくフィットするんですよ。普通のリュックを背負っているような感覚です。

　・機能性　★★★★★（5）
　スーツにあわせるビジネスバッグとして、さまざまな部分に配慮されています。意外とポケットが多くて機能的で、使い勝手が良かったと思います。PORTERの強みである機能性の高さを存分に発揮していると思います。
　また、スーツに面する裏面部分はかなりツルツルしているので、他の素材よりはスーツへのダメージが少ないと思われます。実際に3年間使用しましたが、スーツが擦れて使い物にならなくなったなどの症状は出ませんでした。

・耐久性　　★★★★（3.5くらい？）
　この点が意外だったのですが、バッグとしての耐久性は高くありませんでした。　PORTERというとタンカー（ブリーフケースなどでおなじみ）のシリーズで使われている独特のナイロン製の生地が思い浮かびますが、TIMEで使われている生地はそれとは異なり、コーデュラナイロンという素材を使っています。ツルツルして、少しかたくてやや光沢があります。

　丸みを帯びたデザインで表面が少しだけソフトな素材だからなのか、いつも出っ張るところが決まってしまい、そのために同じところが擦れた結果、素材の痛みが早いのです。また、素材が柔らかなので、重い荷物をたくさん入れると弱ってくる部分が多々ありました。

・ブランド性　★★★★（4くらい）
　まぁ、PORTERブランドなので良くも悪くもなく、という感じです。
　吉田カバンということでブランド性は高くはありませんが、私の個人的なイメージとして質実剛健でまじめな商品づくりをするブランドというイメージがあるのではないでしょうか。

・総評　★★★★（4.3くらい）
　意外なところに盲点がありましたが、歴代の中でもかなり気に入ったバッグで、このビジネスバッグは私にリュックスタイルで通勤することの楽しさを存分に教えてくれたバッグだったと思います。

　実際にリュックスタイルで通勤してみると、あまりの快適さでやみつきになってしまうんですよね。とにかくむっちゃ楽なんですよ。時間があるときは1つ前の駅で降りてみようとか、帰宅前に駅前を少し歩いてみようという少しアクティブな気分にもなれるんです。歩くことがそれほど辛くなくなるんですよね。これはかなりの副次的効果でした。

私が買い替えた3つの理由

　そんな、3ウェイの良さを実感させてくれたPORTERのTIMEですが、不満点はなかったわけではありません。このPORTERのバッグは個人的にかなり気に入っていたのですが、以下の3つの理由により買い替えることにしました。

・少しだけカジュアル
　このバッグ、手持ちスタイルだと普通のビジネスバッグになるのでほとんどの人は気にならないと思いますが、お客様訪問をする際に、自分が身に着けているものを気にしてしまうんですよね。自意識過剰なのかもしれませんが、営業系の人たちだとやっぱり身に着けているものはそれなりに高価なものものを身に着けています。（エンジニア系の人はあまり気にしませんが）

　そのため、客先の訪問時にはリュック用のストラップは収納して手持ちスタイルで客先に訪問していたのですが、やはりこの丸みを帯びたデザインはすこーしだけカジュアルなんです。自分でも気にしすぎのような気もするのですが、偉い人と行動を共にすることが多くなってくると、PORTERブランドのカジュアルさとも相まって、もう少しだけフォーマルっぽいものを身に着けたほうがいいのかな、と思うんですよね。

・生地の耐久性が意外と弱い
　レビューに記載しましたが、使ううちに汚れが出始めて一部ヘタってきてしまっていました。いつも同じところが端になって知らず知らずのうちに擦れるからなのか、ところどころ生地のヘタりが目立ってきたんですよね。このビジネスバッグは丸みを帯びたデザインである点が気に入っていたのですが、それが仇になってしまった印象です。まぁ、この部分は仕方がないのかなとは思いますが、長く使うと気になってくると思います。

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　また、私の使い方に問題があったのかもしれませんが、電車の網棚気にせずに乗っけていたところ、バッグの表面にキズがところどころについてしまいました。少し悲しい。
　
・肩のストラップが外れやすい
　もしかしたら私だけかもしれませんが、3wayにしたまま電車の網棚に乗せて、それを再度背負おうとしたところ、ストラップに接続する金具が外れてしまい、バッグを地面に落としてしまうということが何度かありました...。フックとなっている金具の設定の問題なのか、けっこう軽く外れやすくなっているのです。

　おかげで、私はバッグを背負う前に金具が外れていないか確かめたうえで背負う癖がついてしまいました。（これは私だけでしょうか...）

　・・・と、不満点を挙げてみましたが、決定的な理由はなくあくまでも「なんとなく」レベルです。購入してから3年経過したし、少し汚れてきたから買い替えするか！ぐらいの気分だったわけです。

TUMIのAlpha2 スリム・スリーウェイ26182の感想

　次に購入したのはTUMIのAlpha2 スリム・スリーウェイ26182というモデルです。
　つぎのバッグ選びは先に購入したPORTERの反省点を踏まえて、あまりカジュアルすぎずPORTERよりおっさんブランドにしてみたのです。いろいろと比較検討しましたが、サラリーマンのランドセルと言われるTUMIにしておけばまぁ間違いはないだろうと考えた、ってのがTUMIを選んだ理由です。

　で、バリスティックナイロンのモデルにしようか迷っていたのですが、あえて今TUMIの黒を選ぶのも何か違うよなぁと考え、少しだけ変わった色のモデルを選びたいなぁ...と思っていたところに、ちょうどアンスラサイトという期間限定色が（ちょっとだけ安く売っていたので）思わず購入してしまいました。

　以下、レビューです。

　・収納力　★★★★（4）
　PORTERのほぼ同じサイズのTIMEと比較すると収納はやや少ないと感じます。PORTERのTIMEは素材がややソフトなおかげで微妙に横に広がって意外とたくさんのものが収納できますが、このTUMIの26182は横に広げられないためそれが難しいです。

　また、バッグの内部に仕切りが1つあるせいで、PCやペットボトル、モバイルばってりーなどなどの雑多なものを入れようとすると、仕切りが邪魔になったりします。まぁ、私の場合は普段多くの荷物を持ち運ぶことがほとんどないため、あまり収納力を気にする必要がありませんが、気になる人は多いと思います。

　・デザイン　★★★★☆（4.5くらい？）
　ここはさすがTUMIという感じでしょうか。TUMIらしいデザインですね。素材がファブリックのため、ややTUMI色が無いように見えます。私がPORTERのTIMEで不満に思っていたバッグの形が崩れるということはありません。そのため、PORTERのTIMEと比較するとフォーマルな印象があります。ここはかなり気に入ってます。

　・快適性　　★★★★☆（4.5）
　PORTERと比較すると甲乙つけがたいくらい快適です。やはり3wayは楽ちんですね。背負った時の重さはややTUMIの26182のほうが重いですが、PORTERのTIMEとほぼ同じように感じます。背負ってしまうからなんでしょうけれども。ただ、（私の好みのような気がしますが）手持ち時の快適度がTIMEのほうが勝っているような気がします。そのため4.5としました。

　・機能性　★★★★（4）
　ビジネスバッグとしては普通というところでしょうか。外装にも内装にもポケットがたくさんあっていろいろと収納できますし、ファスナーの動きはPORTERに比べてスムーズでいろいろと考えられていると思います。また、私が買ったのはファブリック素材のため、普通に雨がしみこんでしまうので、使い始めの際には防水スプレーをかけたほうがよいと思います。

・耐久性　　無評価（あえて採点すると3.5くらい？）
　正直言ってまだ使い始めて約1か月のため、まだよくわかりません。造りはTUMIらしくしっかりしていると思いますが、私が購入したファブリックはバリスティックナイロンと違って厚手の布のような感じなので、雨に弱く、耐久性もそれほど高くはなさそうです。

・ブランド性　★★★★☆（4.5くらい）
　ここを望んで購入しました。ビジネスバッグとしては中位のレンジだと思いますが、さすがTUMIは有名どころとして確立されているような気がします。（PORTERとあまり変わらないよというツッコミがありそうですが...）あまり高価すぎないわりに、それでいて「しっかりしたものを持っている」印象を相手に与えられるのではないかと。また、会社ではTUMIを使っている方々から声をかけられました。会社のTUMIユーザーコミュニティに入れられそうです。（嘘）

・総評　★★★★（4.3くらい）
　TUMIのAlpha 3way 26182の印象としては、気になる点もあるけれど許容量で3wayバッグの魅力を最大限に感じられるバッグだと思います。個人的にはPORTERよりも持つ喜びがある気がします。特に、小さめの3wayバッグが欲しいけれども、それなりのブランドのモノを持ちたい、という方には貴重な選択肢になるのではないでしょうか。