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流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

「日本人の英語」を読んで心に残った一言

マーク・ピーターセンさんの名著「日本人の英語」を先日に読了したのだが、ちょっと心に残る一言が書いてあったので、ここに記したいと思う。

ところで私自身は、この2年間、日本語を書く仕事が多かったが、まだそれに慣れていない。いまだにフラストレーションばかり感じている。語彙が限られているし、言い方が自然であるかどうかは、自分の判断力だけでは自信が全然無い。いくら時間をかけて書いたとしても、書きあがったところで、「いいものが書けたな」という満足感を得たこともない。


私は、和英大辞典を壁に放り投げ、研究室の窓を開けて「日本語が嫌い」と叫んだことがある。恐ろしいことに、それは、日本語で叫んだのである。かなり夢中になっていて、かなり頭がおかしくなっていたので、日本語に関しての不満を日本語で言ってしまった。これは、自分からいうのはおかしいが、そういうような精神状態を読者にも薦めたいと思う。“read,read,read”の上にさらに“write,write,write”のあまり、フラストレーションが高まってきて、頭がおかしくなり、“I hate English”とつい英語で叫んでしまうくらい、英語の「頭脳環境」に入ってみて欲しいと思う。周囲の日本語の環境を変えることは出来ないかもしれないが、集中的に努力すれば、日本にいながら頭脳の中の環境を英語に変えることはできると思う。そうすれば、英文の読み書きもかなり上手になる。また、しばらくの間、英語から離れていれば、頭はほとんど元どおりにもどるので、だれも後悔しないと自信をもって言える。もし、そのつもりでこの本を読んでいただければ、なにより嬉しく思う。


この文章は、「はじめに」に書かれている内容です。このピーターセンさんのエピソードはとても興味深く、思わず笑ってしまう内容ですが、私はこの文章に真髄がぎっしりつまっていると思ってます。


つまり、常にそのことについて考え、考え、考え続けて初めて何かを身につけることができるということなのです。英語学習だけでなく、人生において何かを習得しようとする際に常に感じていたい心構えだと思います。