脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
- 作者: 築山節
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/11
- メディア: 新書
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やればできるのにやらない人って多いですよね。
そんな私もその一人なんですが、その原因は前頭葉が出す指示に問題があるためと書かれている。前頭葉は、サッカーのチームでいうと司令塔の役割を果たします。
何かやらなきゃいけないことがある時、その指示を出すのは脳の前頭葉の部分になります。その前頭葉を鍛えることにより、多くの指令に対して対応できるようになります。サッカーの司令塔がチームの出来不出来を左右するように、脳の前頭葉の良し悪しも、その人の行動がどれだけ合理的になるかを左右するのです。
ちょっと前に(というか今でも)脳トレってはやりましたよね。
でも、著者によると、「多くの現代人が衰えさせているのは、おそらく前頭葉のテクニック的な部分よりも、指令を出し続ける体力です」と書かれてます。サッカーで言うと、「現代人はサッカーの試合中の90分間を動き続けられる体力が無い人が多い」んだそうだ。だから、前頭葉を使いこなすよう絶えず訓練するのが大事だと書かれています。前頭葉を使いこなすような訓練ってなに?っていうと、これが家事なんだそうだ。
つまり脳トレをこなすよりも、家事を進んでこなしなさいと書かれてます。
日々の雑務を継続的にこなすことが前頭葉の体力向上につながり、面倒くささに耐えるスタミナをつける。
なるほど、そうかもしれないな。
雑務をこなすのが面倒になると、ついつい「リフレッシュが足りないな」とか「気分が上向くまで放っておこう」とか「後でまとめて処理するからいいや」とか思ってしまうものですが、いやいや、訓練が足りんのでしょうな。
脳は常に楽をしたがるもの。雑務をたくさんこなすことが、結果としてアウトプットの向上につながるなんて、なんだか不思議な話しです。
あぁ、家事すすんでやろうかなぁ。