流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

水中カメラとして意外と良かった!AKASO EK7000

 先日、「AKASO EK7000」というアクションカメラを購入しました。そして、このカメラ・・・実は、購入した後に一度は使い物にならぬとお蔵入りにしていたのですが、つい最近にリゾートで水中カメラとして使ってみたら意外と良かったので、思ったことを徒然なるままに書いてみます。

 

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 (写真はAKASO EK7000の水中用オプションに100均で買った三脚を取付ています)

 

 

アクションカメラへの憧れ

 アクションカメラって結構以前から欲しかったんですよね。カナダに住んでいる知人のツアーガイドがGoProを使って写真や動画を投稿しているのを見て、思わずほしくなってウズウズしはじめてからたぶん4年ぐらい経ったような気がします。

 私が品定めをし始めた頃はGoProの実勢価格が6万円ぐらいしていたので値段を理由に買うことをためらっていたのですが、その後に価格がこなれてきてもなかなか購入に踏み出せずにいました。

 

 何故なら、そもそも私がアクションカメラを使うシチュエーションが見当たらないから。普段、私はカメラを持ち歩かないし、旅先などで綺麗な写真や動画を取るときには手持ちのデジタルカメラ(SONY 初代RX100)で充分。そして、手軽に動画を取りたいときは普段使いのスマホ(iPhone)があればいい。なので、アクションカメラを使うシチュエーションがないんですよね。

 

 でも、GoProを見るとついつい欲しくなってしまうんです。不思議ですよね。

欲しくなる理由をよく考えてみると、使うシチュエーション(サーフィン、海水浴、スキー、ダウンヒル)に憧れていることがわかりました。これって、家族でお出かけするミニバンのCMを見るとミニバンを欲しくなってしまうような、そんな感じなのでしょうなぁ。まさにマーケティングの勝利のような気がします。

 

 欲しいけど、私が買っても使うシチュエーションはあまりない。

だから買わぬ!ぐぬぬ...。と、ずっと我慢していたのでした。

 

購入に至った経緯

 そんなこんなで買わずに躊躇っていたら、今年3月のタイムセールの際にamazonさんからいろいろとレコメンドをいただきました。いや、ある日からamazonアプリから中華製のアクションカメラをたくさんPushされるようになったんですよ。きっかけは何がトリガーになったのかわからんのですが、とにかくレコメンドされるようになったのです。

 

 それをきっかけに中華製のアクションカメラを調べてみたわけですが、価格は安いものなら3000円代から高いものは1万円後半のものなどなどがあるんですね。気になってネットを徘徊していたらその道の方の解説サイトを発見しました。

 

激安中華アクションカメラはSoCで選ぶ(あるばかさん)

https://obakasanyo.net/actioncam-china-soc/

 

 どうやら、アクションカメラもSoCで選ぶ時代ということがわかりました。

アクションカメラの本命は言わずと知れたGoProなわけですが、そのフォロアーたちがたくさん同じジャンルの製品を出しています。そして、多くの製品が中華製アクションカメラはGoProの劣化コピー製品。なぜコピー製品があふれるのかというと、アクションカメラもSoC(System on a Chip)やイメージセンサーなどのパーツを組み合わせでつくっているからなんですよね。

 

 モジュール化が進んだことにより、似たような製品を各社が作れるようになる...。これって、古くはPCの世界だったり、最近ならスマホでも繰り広げられた話ですよね。

 

 少し驚いたのはアクションカメラという少々ニッチと思われる領域でもモジュール化が進んでいるのかと少々驚いてしまいました。

 

 で、読み進めるうちにうずうずしてしまい、ちょうどAmazonのタイムセールだったこともあり「よし!中華製アクションカメラを買っちゃおう」と思ったわけです。

 

そして買ったのはこれ。 AKASO EK7000 

  このモデル、どうやら、2016年に発売されたオリジナル製品「EKEN H9R」のOEM製品なんだそうな。やろうとすれば4K25fpsの動画撮影が可能なんですよ。

 

購入当初の感想

 で、実は、今年の4月に会社の人と自転車で三浦半島を走ることになり、持参して撮影してみたのです。ところが、(私の撮り方にも問題あったと思いますが)あまり使い物にならなかったんですよね。

 不満点はいくつかありましたが、動画を撮影した際のブレが気になって気になって仕方がない。


 デジカメのRX100だとそこそこブレずに撮影できるようなシチュエーションでも、EK7000だとブレブレの動画になって見られたものではないんですよ。

また、写真を撮影すると色味はそんなに悪くないけど、広角の歪みがひどくて普通のスマホやデジカメで撮ったほうがいいよなぁ・・・という印象。なので、あえてスマホを使わずにアクションカメラを使って撮影するかどうかというと、ちょっと微妙な感じ。。そのため、数回使った後にお蔵入りとなっておりました。

 

水中カメラとしての感想

 このまま使わなくなるのかなと思っていたのですが、つい先日、リゾートに行った際に海でこのカメラを水中で使ってみたところ、意外と悪くなかったんですよね、というかかなり良い。

 

 で、気づきました。そうなのか!これは水中専用カメラか!というかこういう使い方するんだよな、と改めて納得してしまいました。

 

 陸上での使用時には結構ブレてしまうところが、水中だとあまり手振れが気になりません。また、広角だから至近距離からも撮影できるので臨場感が高まります。また、海などの屋外で使うからセンサの小ささは気にないので暗いところでの撮影はそもそもしないので暗所性能も気にする必要がない。

 

 また、お高くないガジェットなので水中で水没を気にすることなく使える。気軽に使えるのでいろいろと撮影を試せる。等々。なので、結果的にお手軽にそこそこ「楽しい」動画や写真が取れてしまうのです。等々。たしかにアクションカメラってこういう使い方だよなぁ、と改めて実感した次第です。

 

 私が購入したのは6200円ぐらいでしたが、似たような中華製アクションカメラは多く出回っているようなので、気になってる方がいればお試しで購入してみるのがよいと思います。私が知る限りでは、安価な中華製アクションカメラは本体にかぶせる防水ケース付きで販売されています。ぜひ付属キットが充実した製品をご購入ください。

 

 特に、夏の海水浴などでスマホ用のケースで水漏れに気を使いながら撮影するよりは、万が一、水没してもいいようなカメラをガシガシ使ったほうが精神衛生上よろしいし、良い画が撮れる気がします。

 

注意事項

 水中カメラとして、と記載しましたが、そもそも、都内のプールなどでは撮影禁止や持ち込み禁止のところがほとんどと思われますのでお気をつけください。(多くは盗撮防止だったり、カメラの破損時の怪我防止という理由で撮影を禁止しているところが多い)


 一方で、リゾート地のプールなどではでは撮影そのものを禁止しているところは多くないように思います。施設によって注意事項が異なるようなので、よく調べてからお使いください。また、海は撮影を禁止しているところは多くないのではないでしょうか。
 

 私が購入したカメラ(EK7000)は、メニューがわかりにくい、手振れ補正ない、バッテリーを外すと日付設定がリセットされる、などの弱点がありますが、水中カメラとして使う分には全く問題なく、むしろ子供たちの写真のバリエーションを増やすためなら「買い」じゃないかなと思います。

 

まとめ

 振り返ってみると私にアクションカメラを購入させたamazonがすごいねって話ですが、まぁ買って結果的に満足したので後悔はしていない。お子様たちの夏休みもまだまだ残っていると思いますので、気になる方はポチってしまってみてはいかがでしょうか。