流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

ウィニー開発者に有罪判決

「時代動いているのに」

 「こうしている間にも時代は動いている…」。ファイル交換ソフトウィニー」を開発したとして、著作権法違反幇助の罪に問われた元東京大大学院助手、金子勇被告(36)被告は13日、京都地裁の判決公判後に記者会見し、自らの立場を強調した。防衛機密や捜査情報の流出が絶えず、社会問題化したウィニー。ネット社会に“革命”をもたらした天才プログラマーに、司法は有罪判決を下した。


こうなることは予想できたが、とても残念です。


「仕事で著作権を扱っているので、注目していた。ウィニーによる被害は大きいと思っていた」
じゃぁ著作権って何のためにあるか考えたことありますか?
誰にとって一番大切なものか考えたことがありますか?
本来利益を得る人がちゃんとした利益を得られていると思いますか?


既得権益を守る人たちが、社会発展を阻害しているという構図は否定できないのでは。


「これだけ情報流出の被害が出ているので無罪もおかしい気がする」
理解して言ってるのでしょうか。情報流出はWinnyのせいじゃなくて、ウィルスのせいですよねぇ。
曲がった報道が一般の人たちの理解を歪めているのではないですかね。
ちなみに前にも書きましたが、私の友人は本気で「Winnyやらなければ情報流出しない」って思ってました。


池田信夫教授がこんなこと書いてらっしゃいました。


社会が発展するために、いったい何が大事なのか?
なにが良くて、なにが悪なのか?
答えはないかもしれません。
でも、考えるいい機会だと思います。もちろん、自分も含めて。