流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

林雄司さんの流儀。『世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書』

これはアリだわ。やられた。やられました。



デイリーポータルZ編集長による、
ある意味で「究極の組織」を作るためのような、いやそうでないような。
なんだろう...この感じは。
このブログ「流されず逆らわず」にぴったりで、とにかく、ぬるま湯最高!ってこと。
ひとことで言うとそんな本です。


そして、この本には、著者が組織を運営する上で、楽しみながら仕事をすること、
そこそこ楽しく生きることの秘訣が書いてあります。
また、この本は「ビジネス書」と謳っておきながら、ビジネスから遠のくようなことを書いておいて、
それでいて、社会人としてうまくやっていくために心がけていくことをどっさり書いています。


たとえば、
常に機嫌良くいる。の項にあった「挑発には驚いて返す」とかはマジで珠玉。
もう悟りの境地のテクニックだ。

あまりに読んで楽しかったので、さっそく今日使ってやったぜ。
効果てきめんだった。こればっかりやってるといつか絞められそうだけど。


それと、思い出したこと。
この本を読んでいて、
メソッドその5の「かっこいいビジネス用語」を駆使するなどを
読みながらぼやーっと、この感覚はどこかであったなーと
思っていたが、そうだ思い出した。
中坊の頃、泉麻人の街のオキテを読んだときのようなそんな感覚。



爆笑はないけれど、笑いがじわじわこみ上げてくる。
心躍ることはないけれど、なんとなく楽しくなれそうな気がする。
私にとってこの本は、そんな気にさせてくれます。


組織運営がうまくいかないとき、壁にぶち当たったとき、
思わずに手にとって見れば何かヒントがあるかも、いや何も無いかもしれないけど、
まぁいいか・・・そう思える本です。