流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

ほんとうに使える論理思考の技術


通勤途中で1時間ほどで読めてしまう本ですが、どうしてなかなか。
たしかに奥の深い本です。


ほんとうに使える論理思考の技術

ほんとうに使える論理思考の技術


結局の話、この本で言いたいことは


「論理志向だけじゃなく、心理で動かすんだよ」ってこと。


人間は感情で動く生き物。だから、論理だけではだめで、
感情だけでもだめ。


この本は、そんなことを教えてくれます。


論理志向に関しては、世の中に様々な本が出てますが、
感情で人を動かす本ってあまり出てませんよね。



この本では感情で動かすために、

「CRICSS」の法則

というのを紹介しています。

CRICSSってのは、人を動かすための
政治力五大源泉のことです。

そしてそのネタ本として、
「教えたいけど教えたくない本」として有名な


影響力の武器


をネタ本にしており、
そのことを自らばらしてます。


影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか


これ、絶対に読んでみてください。

人を動かすことが苦手な人、
どうやって人に言うことを聞いてもらえばいいいのか
わからない人にとっても有効な本です。

それだけじゃなく、
この人は俺を誘導しようとしてるなってことが
手に取るようにわかったりします。
こっちの方が即効性があるかもしれません。
(この本については別途また書くと思います)


ちょっと余談が続いてしまいましたが・・・


どうすればもっと一致団結できるんだろうか?とか、
どうしてこの人は自分の言うことを聞いてくれないんだろう?とか、
思ったことがあるってひと、多いと思います。


この本では、
「大事なことは、自ら動こうとするために
ちゃんとベクトルを意識無意識のうちに
あわせていくこと」
が大事だと教えてくれます。



さらっと読める本なので、事例は充実してませんが、
論理志向を学んだけど、人を動かすことは苦手だって言う人や、
影響力の武器を読んでなるほどと思ったけど、
会社でイマイチ使いこなせてないなーって思う人にとって
とってもいいかもしれません。


一度試してみてはいかがでしょうか!

ってな本です。