流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

やっぱり仕事って大変だなぁ


今日、あるSEの女性と同行しました。
以前にもその女性とは一緒に仕事をしたことがあり、ほぼ1年半ぶりぐらいにご一緒したのですが、以前にわたしがうけた印象とかなり変わってました。一言で言うと、客先の応対とかがかなりオトナになりずいぶんとしっかりしていたのです。


まだ20代の方なので、日々成長しているのはまぁ当然と言えば当然かもしれませんが、その方から帰社途中にある告白を受けました。


「わたし、実は1年ほど前に会社を辞めようと思ったんですよ」


話しを聞いてみると、どうやら忙しい時期を乗り越えてホッと一息ついたときに、会社をどうしても辞めたくなってしまったらしい。プリセールスのSEって、客や案件ありきでスケジュールを組まざるを得ないので、営業と一緒で自分でプライベートな時間ってあまりない。もちろん「自分は自分です」って言ってプライベートを大事にするタイプもいるけど、若いとなかなかそうもいかない。そのジレンマの中で色々と悩んでいたらしい。


で、いてもたってもいられず、ある日、上司に「再来月末で会社を辞めさせて頂きます」といったそうな。


その話を聞いたとき、私はまずその女性に対して外見や雰囲気から、悩むような感じには見えなかったし、自分と一緒に仕事した後にそんな状況に陥っているなんて思ってなかったのでびっくりさせられました。


結局、会社がいやになるとどうしても必死に自分の仕事のいやなところを探したりして辞める理由を考えたりするけど、ネガティブな考えだと何も生まないということを再認識し、また自分の上司が信頼できると感じられたため、それだけでも会社に残る理由があると感じて会社に残ったようです。振り返ってみると、会社に対しての仕事のスタンスの話で、自分のこころの持ちようが大事という話しだったんだなぁという結論に落ち着いたようです。


やっぱりネガティブに会社を辞めるのはよくないんだなぁという当たり前の話と、自分が上司になったときにちゃんと納得できる話しができるよう成長しようと、改めて思い知らされました。