今日から一週間のお休みに入ってます。で、いつものようにネットを楽しんでいたわけですが。
前回は新聞社のビジネスモデルが破綻しつつあるというエントリだったが、今回は自分が携わる業界のビジネスモデルが破綻しつつあるという話です。
常日頃というか、ぼんやりというか、ただなんとなくというか、自分がSIerの端くれというか一員として感じていた違和感がここにありました。
[http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20070921/1190381446:title=GoTheDistance
■[SIer]SIerという奇形児と、SIという珠玉の仕事]
そう。そうですね。開発面、契約面など意味で困難だと思います。しかも日本でも情報システム部門による内製化って進んできてますよね。色々と考えさせられます。半年ぐらい前の日経コンピュータの記事で伊藤穰一さんが新生銀行の例をもとに説明されてましたね。
新生銀行は、システム開発の仕組みを根本から変えたのです。既に報道されていることですが、新生銀行は自らの取り組みで、基幹系システムを動かしていたメインフレームを撤廃しました。オープンソースを沢山使っているし、OSにLinuxも採用しています。
(中略)
特に注目すべきなのはシステム・インテグレータを使っていないことです。
自分たちで開発している。インターネットとエンタープライズ2.0の考え方をわかっているCIOがいれば作れるわけです。
銀行という旧態依然とした業界の業務ですらパッケージを使ったシステム構築が可能で、ユーザー主導で行っているという内容。フツーに考えると、「銀行でできてるんだから、うちの業界でできないわけないよね!?」って思っちゃいますよね。
まぁ新生銀行の例をマネしようとしてもどうせ、SIerとかソフト会社から要員を集めて、SIer主導で実質働かせるという現実はあるかもしれません。だがしかし、開発手法が変わり、コモディティ化がある程度実現している現実を踏まえると、SIerの今のビジネスモデルは破綻寸前なのかもしれん。ユーザ企業の情報システム部門が手薄な限りは、SIerのビジネスとしては成り立つかもしれませんが、このままだと縮小均衡ですよね。
この現状を打破する解を出すことができたら、いまのSIerは次のステップに進めるんでしょうね。
では、その解はどこにあるんでしょうかねぇ・・・。誰か教えてください。