流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

筋肉トレにて感じたこと


後輩のSが最近筋トレにこっており、そのSに誘われて原宿のゴールドジムに行って来ました。ゴールドジムってのは、初心者お断り立ち入るべからずなジムで、現代の侍というか漢(オトコ)である格闘家やボディビルダーなどが覇を競いひしめく筋肉増強のいわば甲子園的な存在なんです。
素人が誤って入会しようものならたちまちつまはじきにされ、トレーニング機器を自由に使わせてもらえないばかりかサウナや風呂に入るや否や冷たい視線で刺すようにみられるばかりでなく、おいあいつ骨と皮みたいな体だなヒソヒソといわれ次回はこれなくなるばかりか、「俺って鍛えてもああはなれないな」と絶望感に打ちひしがれてしまい、人間的にも立ち直れなくなる、そんな末恐ろしい場所なんです。


・・・と、勝手に思っていたんですが、そうでもないんですね。行ってみて初めてわかりました。


いわゆるマッスルさんたちは、客層の約4割ぐらい。それ以外はOLさんたちが2.5割ぐらい、見かけ普通のひとも少なくない。まぁ、OLさんたちみたいなひとは、スタジオでフィットネスが目当ての人が多かったですけどね。


いわゆるマッチョばかりだと思ってましたが、いやぁそうでも無いと知り、安心して筋トレにはげんでまいりました。で、前置きが長くなり、やっと本題にはいるんですが。


筋トレにはげみながら、後輩のSにトレーニング指南をされながら、仕事ぶりとの関連性について話をしました。筋肉ってのは、通常にかかる以上の負荷を体にかけ、筋肉細胞をいちどぶち壊してから、その負荷に耐えられるような筋肉を組成させる。だから、通常かける負荷以上にどれだけ正しいやり方で負荷をかけられるかが大事なんだそうだ。


普通に何も考えずにトレーニングだけやると、そこそこ疲れたというポイントで止めてしまうので、自分が耐えられる以上の負荷をかけられない。だから筋肉が壊れず、したがって今以上に強い筋肉もできない。だから、今与えられるより高い負荷をかけることを意識しないと筋肉質にはなかなかなれないんだそうだ。もちろんそれだけじゃないけど。


んで、それって仕事にも同じことが言えて、通常かかる負荷でしか仕事をこなさないと、それ以上の負荷がかかってこないので、つよくはなれず、したがって今以上の仕事をこなせるようになれない。この共通性というか、負荷をかけるというところが筋トレと仕事で妙に共通しているらしい。
「この感覚は筋肉鍛えてないと理解できないんだろうけど、あえて言うけど、やっぱりそうなんですよ」って後輩がしみじみと言ってました。


「自分で考える以上の仕事をこなさないと、次の自分になれない」


なんてありきたりのコトバは至極あたりまえのことで、先輩から言われるとはいそーですかってな具合で軽く受け流すんですが、ますますマッチョになってく後輩からそういわれると、実感しながら生きてるんだなぁと妙に納得し、首を縦に振ってしまうものですね。


まぁ、オチはありませんが、こんなところで。