流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

高機能とストーリーと。水沢ダウン

水沢ダウンってしってます?
2010年のバンクーバーオリンピック日本選手団のオフィシャルスポーツウェアとして採用され、一躍有名になったダウンジャケットです。
今シーズンに水沢ダウンを購入したので、購入に至った経緯とここ1ヶ月ぐらい着てみた感想を書きます。



近年。というかここ数年。真冬のアウターはダウンジャケットしか買っていない。
ウールはオシャレかもしれんがダウンと比較すると重いし寒い。寒いのは嫌い。そして服にお金をかけるような年頃でもなくなってしまった。更にオシャレをあまり気にしない年頃になっちまった。だから必然的にダウンジャケットしか目に留まらなくなりつつある。


とは言いつつも人間だもの。物欲がどうしても高まってしまうときはある。けど、数百万の買い物なんてできないし、そこそこ納得した物を買いたい。なら身近に身につけられるものの方がいい。
そういうわけで今年もダウンジャケットを違わず物色していました。そんななかでデサントの高級ダウンジャケットの水沢ダウンに行き着いたんですよ。

職人の手から生まれるハイテクダウンジャケット
水沢ダウンは、水沢工場の最先端技術を駆使して生産された高い保温性と快適性を兼ね備えた新しいダウンウェア。


これまでのダウンジャケットは雨や雪などに弱く、またステッチ部分の隙間よりダウンが抜け落ち易い等の欠点がありました。この水沢ダウンは、国産の高い技術により、ステッチが無く、水を通さないので雨や雪の日にも着用できる画期的なダウンジャケットです。差しステッチ部分には熱接着加工を施し、また縫製が 必要な箇所にはシームテープ加工を施すことで、これまでにない「耐水性」を可能にし、ウェア内の環境を快適に保ちます。


名前の冠である?水沢?は、生産工場である水沢工場(岩手県水沢市)より命名。水沢工場では、これまでにスキーウェアや騎手用ジョッキーベスト、消防防火服など、製造過程における高難易度の技術を必要とする商品を生産してきました。
この「水沢ダウン」には、その様々な高難易度の技術が随所に活かされています。

この紹介に痺れてしまった。ワタクシの琴線に触れたのは
 ・メイドインジャパン
 ・モノづくりへのこだわり
 ・ダウンジャケットとしての比類なき防水性
 ・考えられた機能性と快適性
 ・知る人ぞ知るという特別感
 ・ほとほどにマニアック


俺のアパレル的には完全に予算オーバーでしたが、タイミングよく昨年末にセールしていた西武百貨店との2012-13年のコラボモデルを型落ち価格で買いました。後悔はしていない。


見つけてから購入するまでのプロセスとして、個人的に意外だったことは、ダウンジャケットというものに理念とかを思い出させたところ。
ふと考えてみると、時計とか靴とかクルマとかは、いくつになってもその背景にある理念やらストーリーにヒビっときて欲しくないものでも突然欲しくなってしまったするわけですが、この歳になってダウンジャケットにそれを感じると思いませんでしたよ。そういった意味では貴重な体験でした。


んで、着てみた感想としては、個人的には100%いかないまでも、まぁ80%ぐらいの満足度はあるかなーという感想です。定価で買うにはちょっとなー。けど、セール価格ならまぁアリかなーと。


目立つロゴがあるわけでない。色使いはいたってシンプル。着て暖かいけど、街で使うには暑すぎると感じることはない。防水性はダウンとして珍しく特筆すべきですが、街ではなかなか発揮する機会がない。そういう意味では過剰スペックなのかもしれないと思った。そんな感想です。


個人的に誤算だったのが、近年は軽いダウンジャケットに慣れてしまったせいで長時間の着用では重さが気になって肩が凝ること。高いフィルパワーの超軽量ダウンに慣れてしまうのもよくないですなぁ。
というわけで、防水性が求められるようなシチュエーションでガンガン着るひとだけでなく、服にもポリシーを求める人が着るべき一品かもしれません。今なら今シーズンのモデルがセール中なので30%程度の割引で手に入ります。興味ある方はぜひ。

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