流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

社会人の趣味としてロードバイクがおススメな10の理由

よく日常会話などで趣味はなに?って聞かれ、困る・・・。そんな人、いないだろうか。


私もその一人だった。


テニスをやってました!ってのは学生時代の話で、ここ10年でラケットを握ったのはほんの数回だ。

仕事以外で時間を一番使ってるのはネットだが、趣味はネットサーフィンですキリッとは言えず、

スポーツ観戦ですと一瞬思い浮かんだものの、最近はテレビ観戦すらしてない状態だし、

飲み会ですってそれネタだろと突っ込み返しをされるし、

そもそもお前いつも寝てるだろとツッコミを受けるやもしれず、

趣味は仕事ですって言えるような実績あるわけでもないし、

というか知り合いに聞かれたら多分爆笑されるだろうし。


・・・と、私のような人はいないだろうか。
そんな人にはロードバイクをおススメしたい。



そもそも私の場合、気が向いた週末にしか走らず、イベントも年に数回参加するってくらいのレベルなので趣味ですと胸を張って言えるわけではないのだ。

しかし、実はあまり気にする必要はないし、気にする人はほとんどいない。



そんな私がロードバイクが趣味としておススメな理由を10コまとめてみる。

  • 理由1.一人でも、みんなでも楽しめる


学生のころとは異なり、社会人になって家庭をもち子供ができると、休日に皆で集まって何かするってことの難しさを感じる。

野球は自分のチームが9人集まらなきゃいけないばかりか、相手チームもいなけりゃ試合ができない。フットサルだって相手チーム含めて10名必要だし、テニスですら最低2名いないといけない。


そして、グラウンドやらコートを取る手間がかかるし、時間に制約されてしまう。

その点、自転車はひとりで思い立ったときにふらりと走りにいくことができる。そんなときは他の人に予定をあわせる必要なんてなく、自分が行きたいときに気の赴くままでいい。

このメリットはとても大きい。

社会人になったら平日は否が応でも集団行動をしなきゃならないことが多い。だから、週末の限られた時間で気の赴くままに楽しめる趣味があるってのは本当に貴重だと思う。

当然、みんなで楽しむこともできる。

仲間を誘って近所を走ったり、近くのショップでチームに入ってみんなでイベントに参加することができる。人数にこだわらなくていいところが趣味のロードバイクの良いところだ。

  • 理由2.物欲が満たされる

自転車の造形美は見るものを魅了する。洗練されたデザイン。ロードバイクは人力で動く世界最速の乗り物。

機能性を高めることが美しくなることを教えてくれる。見てるだけでも楽しい気分になってくる。


世の中には自転車を乗るだけじゃなく、部屋に飾る用の「盆栽」として自転車を買う人もいるらしい。

ちょうどクラシックカー好きのひとがガレージに入れっぱなしにしたままにするように、自動車が趣味の人の中には、部屋に飾ったままの人もいる。

自動車と異なるのは、圧倒的な価格差。
圧倒的に安価に自分の物欲を満たしてくれる。

自動車を本格的にいじろうとしたらそれこそン百万コースになることはザラだが、ロードバイクの場合は趣味の自動車と比較すると金額のケタが一桁違う。

バイクと比較しても全然安く、感覚的にはおそらく半額以下だ。

趣味のカメラでレンズ沼にハマる場合などと比較してもおそらく安く収まるんではないだろうか。


さらには、最近は海外通販なども充実しているので、海外通販は日本のショップなどで購入するよりも安価にブツを入手することができるため、お得感も楽しめる。

さらに、ちょっとした小物を購入して、短ければ1週間、長ければ最長で2ヶ月をいつ届くのか待ちわびるというマニアックな楽しみ方もできる。

トラブル時の対応が面倒だけど、その面倒さもまた楽かったりする。


  • 理由3.運動不足を解消できる

所帯持ちの場合、「最近運動してますか?」と聞かれて、「いや、あまり最近は・・・」と答える人は多いんではなかろうか。

ロードバイクはこういう人にもってこいの趣味。ロードバイクでの運動はもっとも効率的な有酸素運動といわれている。

最近「メタボっぽいかもな」と思ったらまずはじめてみるのはどうだろう。

他のスポーツよりも長い時間をかけて一定の負荷をかけることができるので効率的に脂肪分を燃焼させることができる。

また、ちゃんと成長も実感できるのも良い点だ。一回に走れる走行距離がどんどん長くなったり、普段のコースをいつもより早く走ることができるようになったり、成長する楽しみも実感することができる。

そんなお手軽さ故の運動のしやすさが、運動不足の解消にもってこいだと思う。

  • 理由4.他の趣味との親和性が高い

ガチで走る人はさておき、他の趣味との親和性の高さも魅力的だ。

ゆったりとサイクリングロードを走るだけでなく、季節を楽しみながら写真を撮ったり、輪行袋に入れてちょっとした旅行感覚で遠くでふらりと走ったり、車でドライブがてら自転車を積んで、旅先で軽くウロウロしたりと、色々な趣味と組み合わせることごできる。

普段車で通る道でも、自転車で写真を撮りながらゆったり走るとまったく違う姿を発見できるかもしれない。

何なら夜の徘徊と組み合わせてもOK。ただし、飲酒運転はNGですよ。

  • 理由5.なんとなく特別感がある

最近、私の周りでマラソン(およびジョギング)をする方々が増えた。それはそれで健康的でいいことなんだけど、あまりにもブームになりすぎてしまい、ちょっとなぁ・・・と二の足を踏んでいる人は多いと思う。

みんながやっていることとはちょっとだけ違うことをやりたいすげーマニアックじゃないけど、ちょっとだけ人と違うことをやってみたい。


そういうニーズに対し、ロードバイクはそんな人にぴったりの趣味だと思う。

ロードバイクは安いものでも10万前後するので、趣味としての参入障壁が高く、この点がジョギングとは大きく違う。

初期投資が安価に済まない部分も「なんとなく特別」である理由だと思う。実際には、他の趣味などと比較してもなかなか特別なところはないと思うが。


週末に自転車で100キロ走ったというと知らない人にとっては「すげー」って言われることがあるが、実は、実際に走ってみるとそんなに大した距離ではない。

そんなちょっとした特別感を他の人に感じてもらえるところも気に入っている。


  • 理由6.自分の時間を作る言い訳になる

家族持ちの人にとって、「自転車行ってくる」を正当化できる。本当、これはおススメ。
「ちょっとメタボ対策に自転車で走ってくるわ」というだけでOK。

体よく自分の時間を作ることができて、実際に走らずに川沿いでボーっとしたり読書してもいい。

これが、「ちょっとパチンコいってくるわ」とか
「ちょっとカフェに女性店員を見にいってくる」とか
「漫喫でエロ動画見てきたいんだけどいいかな?」
というよりも圧倒的に印象がいい。(ハズ)

嫁が自転車に乗らないひとに限るが。


  • 理由7.雨の日でも楽しめる

雨の日は絶好の自転車いじり日和。自動車だったらガレージが必要だけど、自転車なら屋内でもいいしベランダで楽しめる。

パーツを磨きながら、チェーンのお掃除をしながら、手持ちのパーツを微妙に変えながら、タイヤとチューブを履き替えながら、などなどプラモデル感覚でオモチャをいじる楽しみを満喫できる。

ロードバイクにはいろいろなパーツがあるので買い物とともに組み合わせを楽しむこともできる。


  • 理由8.歳をとっても楽しめる

ロードバイクの趣味って意外と年齢層が高いのが特徴。
ヒルクライムなどのイベントに参加すると平均年齢はおそらく40歳代なんではなかろうかと感じる。もちろん、50代の方々もたくさんいらっしゃる。
(レース系のイベントになると30代が平均年齢と想定される)

この前、川沿いサイクリングの休憩中、定年退職後にチタンの自転車を購入したおじ様の話を聞き素直にかっこいいなと思いました。お年を召したオジサマでもサマになるのが素敵なところだと思う。


  • 理由9.話のネタになる

趣味としてのお手軽さを語ってみるのもよし、運動不足の解消に最適!という視点で伝えてみるのもよし、
鬼嫁から逃れる口実になりますよ!!というトークでもいい。

チームスポーツとしてのロードバイクの特殊性を語るのもよし、ロードバイクの構成要素から他の趣味との類似性を語ってみるのもよし、意外と知らない自転車業界を語ってみるのもいい。

身近なものにもかかわらず、他の人が意外と知らないことばかりなので、興味を持って聞いてくれる。


  • 理由10.とにかく気持ちいい

汗をたくさんかいてリフレッシュできること。走っている最中は普段の煩悩から開放されること、風景を楽しみながら季節を楽しめること。限界まで自分を追い込んでハァハァすること。

とにかく気持ちがいい。

どんなタイプの楽しみかたでも気持ちがいい。土曜日の朝に早起きして、ロングライドして帰ってくるとまだ土曜日の昼なのに、「今週はこれで満足」って思えるから本当に不思議。



と、理由を挙げてみましたがどうでしょう!?
もし迷ってみる方がいらっしゃいましたら、とりあえずぜひ!趣味として考えてみてはいかがでしょう!?