流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

日本企業の電子ブックリーダは・・・


あまり書きたくないけどあえて書く。
シャープも参入するとかしないとかの噂があるがいまからでも遅くない。やめておけ。絶対に失敗する。これが純粋な「電子書籍」であればの話だが。

NEC、電子書籍端末に参入−クラウドの中核機器に
掲載日 2009年12月04日

 NECは電子書籍端末に参入する。自社製品を開発、2010年内に米国などで販売し、
日本での事業化も計画している。ネットワーク経由でサービスを利用する「クラウドコンピューティング」における
重要なモバイル機器に位置づける。国内メーカーではシャープも試作品を開発済み。電子書籍市場は米を中心に急拡大。
端末は米アマゾン・ドット・コムとソニーの2強体制が続いてきたが、世界の有力企業が一斉に参入、
IT・家電業界の新しい競争軸に浮上しそうだ。
 NECはコンテンツ保有者と協力しデジタル著作権管理を構築。さらにディスプレー、
電池など自社技術で製品を差別化する。カラータッチスクリーンや写真の撮影・保存など多機能の試作品を開発。
顧客ニーズや競合各社の価格戦略をみて機能を絞り込む。


市場拡大しているものの、電子ブックリーダはamazonkindleソニーのPRSシリーズぐらい、同じ市場を狙っているという意味では、iPhoneもライバルだろう。おそらくここ2〜3年は急拡大が見込めるこの市場に、Androidをベースとしてオープンを売りにした端末が雨後の筍のように出てくるだろう。残念ながら、このプラットフォームで勝てる勝算は・・・無い。Amazonは販売チャネルを押さえてるという強みが、iPhoneはユーザインタフェースに優れた端末とiTunesがある。sonyは技術力で優位な端末でオープンに勝負できるのが強みだ。急拡大する市場とはいえ、一体どうやって攻めるんだ?

電子ブックリーダーKindle、アマゾン全商品中で月間ベストセラーを記録

Amazon.comの発表によると、電子ブックリーダー Kindleはこの11月に過去最高の売上を記録するとともに、アマゾン取り扱い全商品のなかでベストセラーを達成したとのこと。
Kindleは基本的に英語向けソフトウェア&英語版 Kindleストアに接続する仕様ですが、この10月には内蔵3Gデータ通信機能の国際対応および日本を含む各国向け出荷を始めたばかり。http://japanese.engadget.com/2009/12/01/kindle/

電子ブックリーダに新製品! 『nook』はAndroid搭載 - 米Barnes & Noble

大手書店チェーンの米Barnes & Nobleは10月20日(現地時間)、米ニューヨーク市内で開催されたイベントで電子ブックリーダー『nook』を発表した。
E Inkベースのメインディスプレイのほか、ナビゲーション用に小型のカラーディスプレイを備えており、これらコンテンツの制御のためにOSとして Androidを採用している。またAT&Tの提供する3GネットワークとWi-Fiホットスポットサービスで書店内や出先からコンテンツをダウンロードすることが可能。nookの本体価格は259ドルで発売時期は11月末のクリスマスシーズン、AT&Tネットワークの利用料は無料となっている。


はっきり言おう。NECの強みは法人(しかも大企業)のリレーションと日本でのコンシュマーのユーザ認知度。これのみだ。
中の人たちも絶対にわかってるはずなのに、なぜこうなんだろう。