流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

ライフサイクルイノベーション

いまさらながら読んだ。
ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション

ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション

ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション


イノベーションの種類をカテゴライズして、企業がどのイノベーションを選択するかを考えるための本。
企業が、属する市場の立ち位置と市場の成熟度と顧客の種類によってとるべき戦略が変わってくるんですよってことがすごく体系的に書いてある。多くの人が言及してるように、ダーウィンの進化論をアナロジーにしてる。


この本のキモは、(多くの優れた本と同じように)多くのことにも当てはめて考えさせられるところ。
コアとコンテクスト分析フレームワークのことが書かれてる章などでは、自分が属する企業だけでなく、自分の生活に当てはめて考えるだけでなく、自分が生活する国にあてはめても面白いかもしれない。


結局、企業は常に競争していかなければならない運命なのだろう。いや、企業だけではなく、人も、国家も。
私が好きな文章は、最後のページにある。本当は、最後の4パラグラフが好きなのだが、長すぎるのでかっこいいラストだけ引用する。

「ようこそ、生存競争の世界へ」