流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学 を読んだ

ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学 (光文社新書)

ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学 (光文社新書)

企業のコンピュータシステム導入に関する問題点を書いた本で、情報システム部門に属している人向けの内容。


この本に書いてある内容は基本的なことがおおく、そもそも理解していない発注側の担当者は少ないと思う。
けど、本質を突いている部分はたくさんあると思う。だから、関連書籍を何冊も読んだ人には、変り種の一冊としてオススメできる本です。わかりやすさを追求するために究極にまで簡略化した内容を見ると、マンガとして読んだほうがいいかもしれないなぁ。


書いてあるのはありがちな内容だけど、発注側の視点に立ってかいてあるのが新しいと感じた。また、書きっぷりがかなり笑えるので、気分を害する人はたくさんいると思う。過激な書きっぷりとオーバーな例が挙げられているため、コンピュータ業界を知らない人が見たら100%本当に信じてしまう人がいるかもしれない。


小飼弾氏が書評で「岡嶋裕史...おそろしい子。」と書いていたのもわかる。
コンサル会社のことも言及したらもっと面白くなったと思います。