流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

イチロー選手の目標達成力について


自宅のハードディスクレコーダーのHDD残量が少なくなったので、撮りだめしていた番組を古い順から消す作業をしていた。
すると、録画した覚えがない番組MLBの年末特集がとれていた。普段だったら躊躇無く消すところなんだけど、ちょうど面白いテレビがなかったこともあり、思わず見入ってしまった。というわけで、今更ですが、年末年始にやっていた「MLB2007 日本人メジャーリーガーの群像 イチロー」を見ました。


(番組紹介)

イチローマリナーズ
メジャー記録となる7年連続のシーズン200安打に挑んだイチロー選手。去年、200安打を目前に襲ったプレッシャーからかつてない不安を感じたというイチロー選手は今年、新たな境地を切り開き、見事にその目標を達成した。天才と呼ばれた大打者が達した境地とは何なのか、記録達成のシーズンを描く。


はっきりいってイチローは好きじゃなかった。なんか、自分に酔っているナルシストのイメージがあったから。
いまだにそれほど好きではない。
ただ、イチローを見ていると、好きじゃないけど、やっぱりすごいって今更ながら思うところがたくさんあることに気づかされました。


それは、目標達成力。


彼ほどの男が目標を達成するために、何を考えているのか、どうやって目標設定しているか、非常に気になっていた。そして、自分もその方法に倣ってみようと思った。イチロー選手が語っている内容は、目標を設定しそれを達成するための努力をするという当たり前だけどなかなか実践しにくいこと。その目標達成のプロセスとか、目標設定がさすがということを感じさせられてしまいました。


印象に残ったのは、200本安打を達成するために、170安打〜190安打をいかにクリアしていくかということを課題として設定し、クリアしていく過程を彼が語った一連のコメントだ。


「プレッシャーを克服する精神力は、そこだけにフォーカスしてはいけないということを改めて感じた」


何をおいても、自らを支えるバックボーンとなるもの(技術など)があって初めて克服できるものということを語ったのだ。


続けて、課題とした170本〜190本を目標よりも早くクリアできたことにより、結果として年間200本安打を達成できた。その結果として200本目をホームランで達成することができたが、そのことに対しイチロー選手は


「200本目よりも、170〜190本で自分に課した課題をクリアできたことの方がうれしい」
「去年とは確実に違うところにいる、、、そう思います」


という内容のことを充実感を感じながら語っていた。その目にはうっすらと涙が浮かんでいたのが印象的だった。


今更ながら、イチロー選手のことが気になってしまいました。


同じNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも、年始にやってたイチロースペシャルの再放送が2/17にあるようなので、逃さず見ようと思います。