流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

意外と知らない真実

初詣って、明治時代になってからの風習だったんですね。


海部美知さんのブログTech Mom from Silicon Valleyの1月1日のエントリーとそのブログの中で紹介されていたmmpoloの日記に書いてました。


んで、Webを色々徘徊してみました。


初詣に関する内容は、Kousyoublogの  【歴史】 初詣の歴史を調べてみた
 のエントリーでうまくまとめられてます。

 おそらく恵方詣での終わりと、鉄道など日本の流通力の飛躍的増大とがマッチして、 かつ氏神を中心とした村の単位が明治維新によって壊れていったという転換点で、 農耕的な祭祀からイベントとしての初詣に転じていったのだろうと思われます。


フムフム。
そして、たたみかけるように続くエントリーの  【社会】 初詣は変化を体験する画期的イベントだったのではないか。ケータイ小説のような  では、鋭い分析で語られてます。

つまり、まず宣伝広告ありきではなく、社会の変化を上手く読んだPRが元々初詣に行こうという風潮にドライブを掛けたということなのかなあと思います。

ほうほぅ。いわゆる時代の転換点にうまいこと広告したってことだな。
このエントリーの後半部分はどこまでネタかよくわからない内容になってますが、そこがまた良い。
とてもステキな文章です。


試しにWikipediaを見てみると

初詣が習慣化したのはそれほど古い時代ではなく、従来は氏神またはその年の恵方の方角の社寺に詣でること(恵方詣り)が多かったのだが、近年では氏神恵方とは関係なく有名な寺社へ参る人も多くなっている。
明治時代までは恵方詣りの風習が残っていたようだが、京阪神において電鉄会社が沿線の神社仏閣をてんでんばらばら
「今年の恵方は○○だ」と宣伝し始めたために、本来の恵方ではない神社仏閣にも詣でるようになり、恵方の意味が薄れ、
有名な神社仏閣にお参りするようになったといわれている。
基本的に「年蘢り」形式を踏まず、単に寺社に「元日詣」を行うだけの初詣は新しい風習であり、明治以降広まったものであるという。


だってさ。
とは言っても、現在の初詣の風習の一部は、商業主義の産物でもあると知り、ちょっとがっかり。

明治時代だってことは、まぁ昔と言えなくもないかとも・・・一瞬思いましたが、日本に野球が伝わったのが1871年(明治4年)ってことを考えると、ちょっと微妙ですね。伝統と思い込んでるけど、意外とそうでもないことは、この世の中にたくさんあるのかもしれん。


翻って、この話は自分が考えている仕事上の常識も捨ててかからねば。。という教訓にしようと思います。なんか、正月っぽくまとまったな。