流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

3時間で「専門家」になる私の方法


佐々木 俊尚さんの『3時間で「専門家」になる私の方法』を読み終えた。

3時間で「専門家」になる私の方法


元新聞記者で、現在はIT関連のジャーナリストの著者が、インターネットを駆使して情報収集と整理の方法を提示しているものだ。軽快なかき口で、誰にもわかるようライトに書かれているので3時間もあれば読み終えてしまうだろう。


あまり目新しさはないが、日経テレコン21を使用している段階的な検索方法や、マトリックスを使った情報整理などが参考になる。私は急な情報整理をする必要に迫られていたので読んだが、多くが知っている内容もしくは類する方法で整理をしており、情報の整理方法を再確認できたという意味でよかったと思う。


おそらくこの本のターゲットは普段あまりインターネットに接することの無い人たちであろう。普段からインターネットに触れることのない生活を送り、仕事でもあまり活用することのない方にとって参考になる点は多いと思う。


それよりも自分にとってよかったのは、この本を読み終えたときにホッとしたことである。なぜなら、元新聞記者でも自分たちと似たような情報収集をしているんだなぁーということがわかったから。


鈴木宗男事件で一躍有名になった佐藤優さんが著書の中で繰り返し語られていますが、国家機関に勤める情報の専門家であっても、ネタ元は開示されている情報がほとんどで、その情報を整理していかに選別するかという見極めが大事と語られてます。私はひとりの人として常に情報には敏感なビジネスマンでありたいと思いますなぁ。