流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

トルコ旅行6日目(パムッカレ)

パムッカレ


楽しみにしていた観光地の1つ、パムッカレ観光の日だ。パムッカレとは「綿の城」の意味。この値に湧き出る温泉に含まれる炭酸カルシウムが石灰岩を形成したのだ。


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まずは乗り合いバスに乗り込みパムッカレパレスに行く。そこから徒歩でパムッカレに向けて登っていく。白く輝くパムッカレは本当にまぶしいくて素敵だ。ここは晴天の日じゃないと、そのよさがわからないだろう。まるでスキー場に着たかのような感じ。


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また、昔は湧き出る温泉をドバドバ流していたらしいが、今は湯量をコントロールしており、昔は入れた区域も石灰岩保護のため、立ち入り禁止になってたりする。ちょっと残念。


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パムッカレの石灰岩を歩くには、裸足にならないといけないのだが、外人はいたるところで水着に着替えてはしゃいでいる。


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なんだか異様な光景。日本人もチラホラ見かけたけど、さすがに水着を着た日本人はいなかったなぁ。


岩を流れる温泉は気持ちいいぐらいの冷たさになっている。多分、冬は冷たいだろう。20分ほど歩いてパムッカレの丘の上に到着する。丘の上からの景色も素晴らしい。昔の人が神聖な場所と奉った意味もよく理解できる。



パムッカレの上はヒエラポリスと呼ばれる古代文明の跡地が残る丘になっている。まずはヒエラポリス博物館へ。


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ヒエラポリスは紀元前2世紀にエウメネス2世が支配するようになってからそう呼ばれるようになったが、それ以前の歴史についてはよくわかっていないらしい。この地域から湧き出る温泉効果のおかげで、パムッカレの石灰岩を神聖なものとして都市が建設され、2〜3世紀ごろは10万人の人たちが暮らす都市国家だったらしい。


ヒエラポリス博物館はその時代の出土品を多く展示している。土棺、半身像、古代神話と関連した彫刻、古銭、土器などなど。まるでギリシャにきたかのような錯覚に陥る。行ったことないけどね。

その後、アポロン神殿跡を見ながら劇場へ。
西暦206年にできたもので、トルコ国内では保存状態がいい方らしい。ローマにあるコロッセオの小さい版みたいな感じ。劇場内は、立ち入り区域を制限されてて、色々みたかったけど、2階席みたいなところまでしか入れず残念。そしてなぜか大量の新聞紙が散乱していた・・。

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劇場を見終わった後はテルマルへ。


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これは温泉施設でぬるめの温泉だが、プールみたいに泳ぐことができる。モチロン水着は必須。人肌ぐらいの暖かさなので、のぼせることは無い。

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温泉の床には古代ヒエラポリス時代の床や柱などがゴロゴロしており、なんか不思議というかありえない気分。温泉と言うよりも、箱根にある湯ーとぴあにみたいな感じかな。まだあるのかな。温泉は観光客でいっぱいで、主にヨーロッパやオーストラリアからの観光客が多いらしい。


売店でピザを買い、のんびりしているとみやげ屋のおっさんが話しかけてきた。そして当然のことながらサッカーの話題になった。イルハンはドイツでプレーしていたが、ガラタサライの時ほどすごくは無く、ナショナルチームから外され、ハカンシュキルはいいプレイヤーだけど35歳だしもうだめだ。今のトルコにはミランに所属してる○・△×□〜(名前忘れた)ってプレイヤーがいいってな話をした。
いやしかし、サッカーの話題になると知らない人とでも話が盛り上がるね。今度旅行するときには詳しく調べておこうっと。


テルマルを出て、遺跡であるアルカディア通り、ローマ門、北の浴場、ネクロポリスを見て回る。他の客はほとんどツアーで来ていてバスで見て回っているが、我々は徒歩で回った。外国で観光バスでツアーを見て回るのは日本人だけだなんていう人がいるが、アレは嘘。何十もの観光バスがあちこちを観光バスで見て回っており、そのほとんどがヨーロッパ人だった。日本人ツアーは思いのほか少なく、1組しか見なかったなぁ。


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ヒエラポリスを一回りした後は、またパムッカレの石灰棚を通ってパムッカレ村に向かう。途中、話好きの変なオヤジに騙されてバスを待つ間にコーラを飲むはめに。なんだか、カッパドキアの人と比較してパムッカレの人はずる賢い人が多い気がする。なんでだろうか。


パムッカレ村は特に見るものもないため、早々にテルマルを退散。飯を食って寝ました。