流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

人が諦める瞬間



モテたいと思う願望、これは男女ともにある共通の願望であろう。人はその欲求を努力して満たそうとし、時に諦める。



私が昔通っていた某自動車教習所は都心に程近く、またオシャレな場所にも近いため、教習所という場所にもかかわらずなぜかスタイリッシュな人が多い。特に女性は顕著で、ヘタに歌舞伎町のキャバ○ラに行くよりも綺麗なコが多い。いや、マジでキョロキョロしちゃうんですよ。芸能人もよく通っているらしく、私が入校手続きをしていた時は、すぐ隣で島谷ひとみがマネージャらしき人と一緒に教習の予約をしていました。



そんな教習所で、一人の男が居ました。その男は私の知り合いなんですが、教習所で綺麗な女性を見るや、声をかけまくっていた。学科が終わると女の子に声をかけ、自習室で声をかけ、待ち時間に待合室で女の子に声をかけ・・・という具合に、ありとあらゆるシーンで声をかけまくり、実際にそのうちの何人かとデートをしたようなので、彼の試みは成功というべきだろう。



カラオケボックスなどにいくと、よく「ナンパお断り」の張り紙があるが、普通自動車教習所などには無い。ある訳ない。なぜなら声をかけるヤツがいないからだ。

でも、彼は知っている。そんな場所で声をかけるからこそ成功率が高くなる事を。聞くと学生のころから予備校や試験会場でナンパしていたようだ。この本に通じるなぁ。



目的のためには手段を選ばない。それを徹底して実行できるからこそ、他の人よりも成功できのだ。
でも同時にこう思う。



「そこまでしてモテようと思わないや」



成功者とそうでない者の差って、そんな所にあるのだろうかとふと考えるのである。