流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

ミズノのダウンジャケット(ゴアサーミアム RGダウン ラップランド)を購入してしばらく使ってみた

 もうすでに春ですが・・・。

 

 今シーズンのはじめ(11月末)ごろに気になっていたミズノダウンジャケット(ゴアサーミアム RGダウン ラップランド)を買いました。購入した結果は非常に満足していますが、自分のダウンジャケットのチョイスの選び方が変わったことを再確認しました。自分への備忘録ついでに書いてみます。

 

 ここ数年、水沢ダウンを始め、私はアウトドア系のダウンジャケットをいくつか物色していました。最近、私のダウンジャケット選びは好みが変化していて、単にブランド物を求めるというよりも、コストパフォーマンスや軽さを重視するチョイスをしていたのです。

 

 ここ数シーズンはなかなか満足のいく製品には出会えなかったのですが、今年買った「ミズノのダウンジャケット(ゴアサーミアム RGダウン ラップランド)」は2012年に購入した水沢ダウン以来の満足がいく製品に巡りあえました。

 

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ミズノ ゴアサーミアム RGダウン ラップランドジャケット(すでに販売停止品です)

products.mizuno.jp/c/item/A2JE654709/

 

 

 
私のダウン選び

 以前、私はダウンジャケットをあまり購入していませんでした。ダウンの暖かさは認めつつも、ファッション性に乏しいことから何となく敬遠していたんですよね。野暮ったいし。けれども、モンベルのアルパインダウンを購入してからというものの、その軽さと暖かさに虜になってしまいました。
 
 そう。モンベルのアルパインダウンはとにかく軽くて暖かいのです。特に、肩こりがひどい私にとっては救世主のようでした。私はそれまであまり意識することがなかったのですが、重い衣服はとにかく肩がこるんですよね。

 

 そう。軽いことは絶対的な正義。

 

 しかし、モンベルアルパインダウンはファッションアイテムとして致命的な弱点があるのです。それはカッコ悪いこと。モンベルの商品はとにかく機能性とコストパフォーマンスを重要視するので、とにかくファッション性に乏しいんですよね。

 

 そこで、私はそこそこ軽くて機能性に優れていて、もう少しファッション性が高いダウンジャケットを探しました。そこでたどり着いたのが水沢ダウンです。

 

 2012年に水沢ダウンを購入する前に思ったことは、ダウンジャケットにも機能性やファッション性はもちろんのこと、その背景につながるストーリーのようなものを重視していたところがかなりポイントが高かったと感じています。日本製のダウンとして、機能性に優れていて、少々の雨にも耐えられて温かいダウン。しかもそこそこカッコいい!!って最高じゃないですか。

 

 水沢ダウンはバンクーバーオリンピックの日本選手団にも採用されたってのも何か象徴的でしびれるし。そんな思いは以前にブログに書いてみました。

 

 その後、私は二匹目のドジョウを狙って、他にも機能性他にも似たようなコンセプトの他社製品がないか探してみました。ところが、なかなか機能性に優れていて、そのストーリー性にこだわるメーカー製品ってないんですよね。


 そして、比較的安価で、かつ機能性に優れて、そんなにカッコ悪くないダウンジャケットってなかなか見当たらないのです。けれども、そこそこのレベルで満足できるダウンジャケットを見つけてしまったのです。それはまさかのミズノ製。

 

なぜミズノ製品なのか?

 なぜ、ダウンジャケットでミズノ製品なのか? 私はダウンジャケットを調査しているうちに、初めて知りました。


 そもそも、総合スポーツメーカーとしてのミズノは知っていても、「アウトドア製品としてのミズノ」は意外と知られていないのではないでしょうか。私はよく知らなかったのですが、「ミズノ」はアウトドアでも有名メーカーの1つなんですよね。

 

 たとえば、富士山でのレインウェア着用率がNo1なのはミズノ製のレインウェアだそうです。有名なのは「ベルグテック」という素材をつかったレインウェアで、ゴアテックスよりも安価で、性能はそこそこ良い製品を出しています。本格的な登山家には向かないけれど、年に数回くらい軽くトレッキングを楽しんだり、初心者向けには安価なレインウェアを出しているのです。ライトユーザー向けの製品としてはコスパに優れいていてとても優秀なんだそうな。

 

 そんな、アウトドア製品で培ったノウハウをもとに作った製品が「ミズノのダウンジャケット(ゴアサーミアム RGダウン ラップランド)」なのです。

 

この製品の優れたところ

 私がこの製品を気に入っているポイントは、軽くてとにかく暖かいこと。この製品はゴアサーミアム(GORE® THERMIUM™ )+ブレスサーモ+ミズノサーマルプラスというハイテクがギュッと凝縮されています。


ゴアサーミアムとは(GORE® THERMIUM™ )
 GORE® THERMIUM™ プロダクトを採用したインサレーション入りガーメントは、寒さと強い風、そして小雨や雪の中でもしっかりインサレーションの性能を維持し、長時間にわたってあなたを温かく包み込みます。
https://www.gore-tex.jp/gore-thermium-products

 

 ゴアサーミアムっていうのは、ゴアウィンドストッパーのフィルムと中綿、シームテープ処理済みの仕様とのこと。なんのこっちゃ。これだけ読んでもよくわからないのですが、簡単に言うとゴアテックスよりも防水性は下がるけど、その分透湿性が高い素材とのこと。アウトドア製品として、ゴアテックスほどの防水性能はないけれどそこそこ優れた素材で、蒸れにくさはゴアテックスよりもゴアサーミアムのほうが性能は上という。まぁ、私は街中でしか着ないし、レインウェア代わりに使用することはほぼないので、タウンユースなら全然ありですよね。

 

そして、ブレスサーモとは


ブレスサーモは、人の肌から常に発散されている微量な水分(水蒸気)を吸収して発熱する、特殊な発熱繊維です。 水分が吸収される過程で発熱した空気が繊維間にとどまるため、衣服と体の間は暖かく、ドライな状態を保つことができます。
https://www.mizuno.jp/outdoor/breaththermo/

 

 そもそも、ミズノが展開するアウトドアウェアで極寒地の仕様に耐えられる「イエローナイフ」というダウンジャケットを展開していますが、これはその2ndライン。つまり廉価版ですね。それでも東京で使う分には十分すぎます。

 

 そして、これが軽いんですよ。もちろん、ユニクロのウルトラライトダウンやモンベルのアルパインダウンなどと比較すると重いのですが、防水加工がされているダウンとなるとこれはかなり合格点に近いと思います。


この製品の悪いところ


 このラップランドの弱点はダウンの羽毛抜けが目立つこと。フェザーが10%入っているのですが、インナーに黒い服を着るとダウンを脱いだ後に羽毛が結構抜けているのが目立ちます。もしかしたら個体差かもしれませんが、それにしても抜けが目立ち過ぎます。ここさえ良ければ私にとって満点に近いプロダクトだったのに残念。

 

まとめ

 ここ数年、ダウンを物色していましたが、明らかに自分の服選びの判断基準が変わってきたことを思い知らされました。軽くて暖かいハイテクなダウンって、悪くないですよね。

 

 総括すると、私にとって「ミズノのダウンジャケット(ゴアサーミアム RGダウン ラップランド)」は個人的には数年ぶりのヒット作で、持っている2012年モデルの水沢ダウン(西武百貨店のコラボモデル)よりもラップランドのほうが満足度が高い!!っていうくらいには満足度が高いです
 
 羽毛抜けという難点が改善された新製品があればまた購入してもよいかな、というぐらい気に入ってます。ミズノさん、これに似たコンセプトの製品、出していただけないですかね?