いやはや。ベースボールと野球はこれだけ差がついてしまったか。
データ活用の新時代を予感させながらも、アメリカと日本の差を
痛感させられました。ぜひとも、野球好きの人に、
そしてITに関わる人にぜひ読んでいただきたいです。
マネーボールから十余年。私はアメリカ万歳!って思うことはあまりないけれど、
データからアプローチするアメリカ人の発想にはいつも感服させらます。
ピッチフレーミングという新たな価値の発見。守備シフトの意味。
フォーシームとツーシームなどの配給の妙。データの重要性。
そして、データと発想と組み合わせてこれまで見えていたものと
見えなかったものを発見すること。変わることの大切さ。
そしてコミュニケーションの価値。すべて頷きながら読みました。
データも大事、そしてそれを動かすには人の信頼関係も大事。
野球は常に進化していて、終わりないイタチごっこ。
次はどんなアプローチでベースボールを進化させるのか楽しみになりました。
ビッグデータはスポーツに大事なことははっきりした。
囲碁などのゲームでも10年早く人間に勝てることを証明した。
次はITの力で社会を変えるんじゃないかな?
そんな可能性を予感させてくれる本でした。