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流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

「ファミ通と僕」は伊集院光さんがくれたタイムカプセルだ!

読書


いやー、買っちゃいましたよ。ファミ通と僕。
この本、一言で感想を言うと「懐かし面白い!」
この一言に尽きる。



この本はファミ通に連載されてるコラムの単行本化の第一弾。
1998年から続いてる伊集院光さんの当時の連載をそのまま掲載するだけでなく、
当時の時代や紙面を振り返るコメントをあわせて見開き2ページにのっけてる。
昔の自分に対するツッコミやら小ネタやらを毎週振り返ってる。



読みながら思ったんだけど、これは伊集院さんがくれたタイムカプセルだってこと。
小学生のときに校庭の片隅にタイムカプセルって埋めなかった?
当時の小学生が未来の自分に対して思いを伝えるカプセルを埋めて、
数十年後に掘り起こしてから当時の自分が書いたメッセージを懐かしむっていうあれ。
そんな、懐かし面白いっていうのがこの本の一番の魅力だと思う。


そして伊集院さん文章がラジオよろしく脱線する。ものすごく脱線する。
当時の文章に対して、時代を振り返りながらツッコミを入れるフリをしながら
自分にまつわる変な(妙な)エピソードを微妙に絡めてくる。
で、「そんなのねーよ」的な突っ込みをしてみたり、
「いや待てよ・・・ちょっと似たようなことあったかもしれんな」と、
過去を思い出してみたり・・・。



この本のいいところは、伊集院さんが当時の文章を振り返りコメントをすることで
読者の体験を微妙にほじくり返してくれる、そういうところだと思う。
ちょっと表現しにくいんだけど、ゲームをトリガーにして、
自分の原体験を「ハッ」と思い起こさせて、
微妙な懐かしさをジワジワと楽しめるってところね。


まさか自分がダンスダンスレボリューションを実家で兄と遊びつつ、
親からうるさいと怒鳴られたり、年甲斐もなくゲーセン遊びを
復活してたのを思い出しましたわ。
そんなことを思いだしながら、妙にニヤニヤしてしまったり、
いやーそんなこともあったなぁと不思議と懐かしい気分にさせられてしまったり。
そんな魔力がある。この本には。



その昔、伊集院さんがラジオで語っていた話。
「数年前のるるぶは別に見たいと思わない。んじゃ、バブル時代のるるぶはどう?
シュラスコの店とかたくさん掲載されてるんだぜ!!」
と 語っていたが、まさにそんな感じ。(どんな感じだ!?)



しかも、1998年からってのがいい。
初代プレステが勝利したゲーム機戦国時代突入前夜であり、絶妙な昔加減。
これがホントに絶妙。欲をいうならあと3年くらい遡ってみてもいいのかもしれんが、
初代プレステは変なゲームがありすぎて多分わからないと思うんだよなぁ。


まぁ、伊集院さんの話がパワプロばっかりなのはご愛嬌ですが、
ファミ通好きだったら買いなのは間違いないです。
どうせ伊集院さん好きの人はもうみんな買ってるんだろうけど。