流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

PRIDE(プライド) 池袋ウエストゲートパークX (文春文庫)



今回も時事ネタを背景に、ストリートで事件に巻き込まれるマコト。
そしてそれを人脈と頭で解決するマコト。安心の池袋ウェストゲートパークシリーズの第10弾。今回のネタは地下アイドル、失業ビジネス、ピストバイクなどの話。


軽快に語られるマコトの語り口調から、事件が解決されていく。
この爽快感は今回の作品でも健在。


背景として描かれる社会は暗い。
そして、作品中でそのすべてが解決されることなんてわけない。
けど、人生は悪いことばかりじゃないし、人は生きていかなきゃいけない。
読了後には、そんな思いにさせてくれます。
通勤通学に読むのにはもってこいの本だと思います。



これでIGWPのシリーズ(一部)が終了らしい。
次回以降、マコトは私たちに何を見せてくれるんだろうか。