やっと読了しました。人情で人がつながる東京の下町を舞台にした東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズ最新作。
相変わらずの読みやすさでサクサク読めちゃいます。それぞれの章が短編になっているが、最後にそれがつながるという章構成になってます。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: 単行本
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今回も加賀さんは大活躍、加賀恭一郎ファンにはたまらないつくりになってます。人情や人と人とのつながりがテーマになっており、読み終えたあとも殺人ミステリーであるにも関わらず、ちょっと暖かいくて明るい気分にさせてくれる小説です。ちなみに驚くようなオチやトリックはありません。ストーリー展開を楽しむ小説だと思います。
個人的には、玩具屋の佐川が話した言葉が印象に残りました。あの主人って東野さん自身が考える理想像が投影されてるんじゃなかろうかと。