流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

それぞれの旅路。会社選びと飲み会の二次会は似ているという仮説

私が以前に所属していた会社の仲間たちが、会社を辞めて他の会社に巣立っていく・・・。私が前の会社を辞めて一年余り。ここ数ヶ月はそんな報が多く届くようになった。

私が2009年までに所属していた会社はいわゆる「外資系」の会社だったため、入社時点、いや会社選びの時点から会社に長く居られないことを前提に会社選びを考えてるはずだから、いずれはこうなることは解っているので、所属した皆がいろいろな会社に仲間が散りゆくのはある意味仕方無いことだと思っている。

しかし、かつて自分が居た会社が全然しらない人たちにとって代わられて、会社の面々がどんどん様変わりしてしまうのはちょっと寂しいし、それ以上に言葉に表せない複雑な気分だ。

まぁ、既に会社を去ってしまった俺が「いまさら言ってんじゃねーよ」ってつっこまれそうだけど。

さて。皆は次の会社選びをするときはどうやって会社選びをするんだろうか。・・・そう考えることがある。決断する理由はひと様々な理由だろう。

仕事内容、やりがい、お金、ステータス、キャリアアップ、家族、自分の時間、勤務地。などなど。

優先順位をつけることは、多くの人たちがやっていることだろう。しかし、それ以上に、その人となりが人生の岐路における選択を決める。おおから少なかれ、人は選択を迫られた時に選ぶ選択肢は決まっているんじゃないかと思うことがある。


自分がどんなタイプの人間かを考えるけど、知る術は意外とすくないし、真剣に考える機会ってそうそうあるもんじゃない。けれども、人を見ていると気がつく事があるし、人から気づかされることはあるんだよね。


そんなとき、はてなの近藤さんが高校生向けに行った授業を話を思い出す。

カードゲームで人間を知る
http://japan.cnet.com/blog/kondo/2005/08/11/entry_post_9/


はてな創業者の近藤さんが、高校生向けに行った企業家としての授業。

高校の授業で、いきなりトランプの大富豪をやらせてみて、その後に自分がその「遊び」に対してどう取り組むかを振り返り、どんなタイプの人がベンチャービジネスに向いているかを話すって内容。


一事が万事という言葉があるけれど、私には実にわかりやすく、心の中に刺さった例え話だと感じました。


わたしはこういう単純化した例え話が大好きだ。
で、考えてみる。社会人になってから、その人がどんなタイプかを見定める方法ってあるんだろうか。

私なりに考えてみると、会社の飲み会後の夜の過ごし方って、けっこう特徴がでるんじゃないかと考えたことがある。

新年会や忘年会や年初のキックオフが終わった後の飲み会後などの過ごし方。更にもっと進んだシチュエーションで考えてみると、会社などで行く旅行の夜の飲み(一次会)が終わった後の過ごし方が一番わかりやすいのではないか。そう辿り着いた。

日常の制約から解放されつつも時間的な制限がある状況で、集団の中でどんな選択をするのか。結構その人となりが出る気がする。


ある人は二次会以降も上司に従って行動する。
ある人は場の雰囲気に任せる
ある人は個人行動してすっといなくなる。
ある人は場の雰囲気で一番面白そうなところについていく。
ある人は、事前に内容をチェックして綿密な計画をたてたり、わざわざ前日に現地いりしたりする


本当に様々なひとがいるのだ。
とにかくアグレッシブになって変な店にチャレンジしてみるひと。いつもと違った人を誘って他にのみに行くひと、リーダーシップを発揮して次の店にいくひと、ついていくひと。ある人はおとなしく宿に帰る人。様々な人がいるが、飲み会後の過ごし方ひとつ取ってもそのひとのパーソナリティが出て面白いってだけでなく、普段よりもその人の本質的な一面を見れるような気がする。


というわけで、次の会社を決めた人の話を聞くたびに、飲み会の過ごし方を思い出しつつ、フムフムとか、あっそれは意外だなあーとかを無理矢理あてはめて考えたり考えなかったりと無駄な想像をしてみる今日この頃。