流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

NetWalker


Windowsの呪縛”から逃れた超小型マシン――シャープ「NetWalker


8月27日にシャープが発表した超小型マシン「NetWalker」は、MID(Mobile Internet Device)にカテゴライズされる製品だ。OSにはWindowsではなく、カスタマイズ版のubuntu 9.04が採用されている。その結果、「CPUのx86互換性」「1Gバイト超のメインメモリ」「数ギガバイトオーバーの内蔵ストレージ」という、 Windowsによって引き上げられてしまう要求スペックの制限から逃れ、大幅な小型軽量化と長時間バッテリー駆動を実現している。

http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0908/27/news060.html


あらたなニッチを埋める製品が出てきましたな。VAIO TypePと初代ZERO3を間を埋めるカテゴリーに分類される商品ってところか。


結局、ネットブックを使ってみて感じることだと思うが、外出先でネットブックが必要になるシチュエーションってのは、Webの情報収集とメール閲覧と簡単な文書を読み書きできれば事足りるってことがわかってくるわけで、「常時持ち歩いていたいけど、1kgだと常に持ち歩くにはちょっと重いし、けどWindows Mobileは制約があるし画面が若干小さいし不便」っていう不満がある人々に対してだいたい満足させました的なマシンな位置づけで販売するのだろう。そう考えると、売るほうも買うほうもWindowsマシンではなく、Linuxでいいじゃんというのも合理的な判断になる。


ニッチを狙ったという意味で、ザウルスで敗退したSharpのリベンジ+ポメラにインスパイアされた製品と解釈したが、あながち間違ってはいないと思うがどうだろう。


このマシンの最大の弱点はキー配列ということになるのだろうが、それでもZERO3でペシペシ打つよりは早いし、簡易な文章だったら携帯やiPhoneで打ち込むのでそれなりに需要はある。そういう私もちょっと欲しくなってきた今日この頃。