流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

 記事 任天堂社長が語る、DSで携帯電話に挑む(後編)

長年の疑問がちょっとだけ解けた。
ずーっといろんな人から言われ続けてることで、ユーザーが待望してることだと思う話。

なぜ、任天堂はDS Phoneを作らないのか。

任天堂社長が語る、DSで携帯電話に挑む(後編)

http://diamond.jp/series/yucasee_money/10007/


(宮本専務)アーキテクチャという言葉があります。しかし、携帯電話というのはアーキテクチャではありません。携帯電話という色んな物の総称です。DSというのは世界で1つのフォーマットで、単一の商品です。 サービスをする人が、いかにデータを簡単に作れるか。よりたくさんの人にサービスができるか、は非常に大事なポイントです。DS用にサービスを作る人は1つのプログラムを作るだけでいいですが、携帯電話用にサービスを作る人は何十のプログラムを作らないといけない。この点が我々のハードウェアが世の中で一番アドバンテージがあることだと思っています。
(岩田社長)DSが携帯電話になる可能性という意味では、DSは娯楽のために作りましたから、娯楽のためのプロダクトが「毎月お金を払う」という構造になると、「今のお客さんの何割がそれを受け入れてくれるのか」という課題があります。このことを聞かれると私はいつも、お客さんが毎月お金を払わなくてもいいビジネスモデルが発明できたら電話と一体化したいと言っています。


テクノロジーの視点では、プラットフォームが単一なので、プログラムを作成する際にはアドバンテージがある。
ただし、娯楽の観点で見ると「毎月お金を払う」構造にすると何割の顧客が受け入れられるのかがネックとなる、だから、月額課金しなくてもいいビジネスモデルを見つけられた時に初めてDS Phoneみたいなのが出てくることのだろう。課金に対する考え方はappleと決定的に違うなぁ。