流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

セールスフォースの2009年決算

Salesforce.comは米国時間2月25日、1月31日締めの同社2009会計年について、売上高が44%増の10億8000万ドルであったことを発表した。

http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20388917,00.htm

・米Salesforce.comの08年11月〜09年1月期決算は純利益が前年同期比86%増の1400万ドルだった。09年1月期通期の売上高は10億7700万ドルで、初めて10億ドルを突破した
・08年11月〜09年1月期の売上高は同34%増の2億9000万ドル。1月末の総顧客数は55400社で3カ月間で3600社増えた
・10年1月期通期の売上高は前の期に比べて21%〜23%増の13億〜13億3000万ドルを見込み、従来予想を若干引き下げた


これをどう読むか。
多くの人は、この不況下でも、コスト削減効果の期待できるSaaS関連事業が伸びているととらえ、好調な業績を裏付けるものととらえることだろう。私もその見方は大方あっているし、売上が前年比44%の伸びを示してる会社ってそうそうないですからね。


しかし、
2008年の公式発表が41000社/110万ユーザ、45.4万ユーザの増加、
2009年の公式発表が55400社/150万ユーザ、40万ユーザの増加


と、成長のスピードは維持しつつも、会社の規模が大きくなるにつれ成長「率」という観点でみると鈍化しているのがわかる。

成長企業の宿命ですが、本格的な不況下で来期の(というか今期)の成長率がどうなるか楽しみです。