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流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

クラウドコンピューティングって何?(その2)


先日、クラウドコンピューティングとは何ぞや?ということを書いたが、その続きを書いてみる。

クラウドコンピューティングという大きな"うねり"の源には、この10年間、IT業界を賑わせてきた2つの潮流が存在する。1つは、主にコンピュータ・メーカーが推進してきたグリッド・コンピューティング/ユーティリティ・コンピューティングであり、もう1つはASPSaaSなどに代表されるアプリケーション・ソフトウェアのサービス化である。

クラウド・コンピューティングとは、グリッド・コンピューティングから「ネットワークに繋がった複数のコンピュータをまとめて1つの大きなコンピュータとみなし、大規模なコンピューティング・リソースが必要な演算処理を分散させる」というコンセプトを引き継ぎ、ユーティリティ・コンピューティングからは「電気や水道、ガスと同じように、実際のリソースの利用量に応じて料金を支払う」という従量制課金のコンセプトを引き継いだものである。

現在、これらの潮流から受け継いだコンセプトを、使い勝手の良い商用サービスの形にまで昇華させて提供しているのが、米国アマゾンとグーグルの2社である。これまで、グリッド/ユーティリティコンピューティングの標準化活動は、大手サーバ・ベンダーを中心に進められてきたものの、思うような成果を上げられなかった。
それを尻目に、アマゾンとグーグルはオンライン書籍販売や検索エンジン・サービスで培ったITインフラの構築/運用ノウハウを武器に、相次いで実用に堪えるクラウド・コンピューティング・サービスの提供を開始したのだ。(ITアーキテクトより抜粋)


そして、ITproのWeb。ひとまず転載。

ITベンダー、アマゾン(1) 〜異業種参入がIBM、MSを脅かす

米アマゾン・ドット・コムは今や、「ITベンダー」である。多くのユーザーがすでに、サーバーやストレージなどのハードウエア、OSやデータベースなどのソフトウエアを、米IBMや米マイクロソフトといった既存のITベンダーから購入するのではなく、アマゾンからサービスとして調達し始めている。
1990年代にインターネット書店として産声を上げた米アマゾン・ドット・コム。そのアマゾンが現在、「ITベンダー」に姿を変えつつある。
もちろん、アマゾンがサーバーを販売し始めたわけではない。アマゾンは、自社のデータセンターで運用するサーバーやストレージといったITインフラを、インターネット経由で「サービス」として提供しているのだ。
例えば「Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)」は、アマゾンが運用する「仮想マシン」を、ユーザーが自由に利用できるというサービス。ユーザーは任意のOSやアプリケーションを、EC2の仮想マシン上で実行できる。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081201/320480/?ST=cloud


amazon時間貸しのプラットフォームビジネスをやってて、サーバやストレージなどのマシンリソースをインターネット経由で提供してるという話。
そしてもう1つ。

 「ITベンダーとしてのアマゾン」の力量がどれほどのものかは、IBMマイクロソフトといった既存のITベンダーと比較するとよくわかる。
すでにアマゾンは、彼らと同様の品ぞろえを有している。



仮想マシンサービスのEC2は、既存ITベンダーにとってのサーバー販売に相当する。ストレージ販売に相当するものとして、オンライン・ストレージ・サービスの「Amazon S3(Simple Storage Service)」や、EC2の仮想マシン用の外付けディスクとして機能する「Amazon EBS(Elastic Block Store)」というサービスが存在する。
ユーザーはアマゾンのサービスを使用することで、サーバーやストレージを購入して自前で運用する代わりに、アマゾンが北米と欧州に展開するデータセンターで稼働するサーバーやストレージを、自由に利用できるのだ。
アマゾンはさらに、データベースやミドルウエアもサービスとして提供する。「Amazon SimpleDB」は、データ操作にクエリー言語が使える汎用データベース。メッセージングミドルウエアの「Amazon SQS(Simple Query Service)」は、システム間でやり取りするキューをインターネットを介して転送するサービス。いずれもアマゾンが自前で開発したソフトウエアだ。
このように、ハードウエアからデータベースに至る幅広いITインフラ製品をサービスとして提供しているのが、アマゾンの現在の姿である。


というわけで、時代は変わりつつあるのだ。既に挙げたアマゾンがサービス提供していることが象徴的だが、マシンリソースは、サービス提供者から時間貸しをしてもらうものとして、時代が変化してきている。



というわけで、どんな種類があるのだろうか?というのを見てみる。
これはITproの記事。定義は微妙にいまだ明確になってないが、まぁ誰が規定しても大きく外れないだろう。

SaaS(Software as a Service)→サービスとして提供されるソフトウェア
・PaaS(Platform as a Service)→サービスとして提供されるプラットフォーム。ミドルウェアを含む。
・IaaS(Infrastracture as a Service)→サービスとして提供されるインフラストラクチャ(仮想マシンやストレージ)


詳細は図をごらんください。今の有力なXaaSベンダーは、Amazon.comSalesforce.com、GoogleMicrosoft
その他に分類され、それぞれのプレーヤーは図のとおりマッピングされる。






SaaS
Amazontwitter、Newyork Times、Animoto,
SalesforceSalesforce
GoogleGmailGoogle MapsGoogle Apps for Enterprise
MicrosoftHotmail、Exchange Hosted Service、Dynamics CRM


・PaaS
Amazon→Right Scale、Heroku
Salesforce→Force.com
GoogleGoogle App Engine

・IaaS
AmazonAmazon S3、EC2





とりあえず羅列してみたが、こうしてみてみると、Amazonはサーバに近いレイヤーのインフラプラットフォームビジネスに特化し、Sales ForceとGoogleミドルウェアより上の階層で、とくにサービスに強い。これに対し、GoogleSalesforceは、SaaS領域での強みを発揮して、PaaSプラットフォームでサービス提供者の囲い込みを行っているのがわかる。