もうかれこれ4年前になるんだろうけど、2003年の春にLouisGarneau(ルイガノ)のTR-1という自転車を購入しました。クロスバイクというカテゴリーの自転車で、簡単にいうとマウンテンバイクにママチャリのような普通のタイヤをつけたような自転車です。2003年といえば、ちょうど自転車ブームになりつつある頃で、私も興味を持ったので早速購入したのです。
もともと、貰い物のマウンテンバイクから乗り換えたのですが、クロスバイクに初めて乗った瞬間には「ずいぶん速いな」と感じ楽しく走ったのを覚えてます。
自転車に乗って近所をいろいろと徘徊したり、ちょっとした遠出をしたり、土曜の夜に六本木やら渋谷やらをゆるゆると走ったりしてたのですが、たくさん走っているうちに、なにやら物足りなくなってきてしまいました。
なんていうんでしょうか。もっと早く走りたい。もっと高い性能の自転車を試してみたい。という衝動に駆られてしまったのです。
まぁ、買う前からわかってたんだけど、乱暴な言い方をするとクロスバイクはいい意味でも悪い意味でも「中途半端」で、たとえば買い物にいくとカゴがついてないので、荷物はたくさん載せられないので買い物には適さない。
かと言って、ちゃんとしたサイクリングに行こうとしても、スピードはロードバイクほど出ないし・・・といった感じです。ちょっとした買い物にも行きたいし、でもちょっと遠出したいし、という人にはクロスバイクは最適な乗り物だと思いますが、私の性格からして、その両面を持つクロスバイクの性質に我慢ができなくなってきてしまいました。
そこで、ロードバイクを買うことにしたのです。
以前にクロスバイクを買うときにも色々と興味を持って調べたのですが、自転車は色々なパーツの組み合わせで出来ています。各メーカーによって、それぞれの特徴があり、またパーツのグレードで自転車のおおよその価格が変わってきます。ユーザーはブランドイメージや価格や機能などを加味し、総合的に自転車を判断し選択するわけです。
かと言いつつも、ロードバイクは初めてなので、勝手がよくわからない。
カタログで比較して試乗しても、軽く流した程度では明確な違いはわからない。
安物を買って後悔したくない。
というわけで、いろいろと調べてみました。
Webを見てみると、私のようなクロスバイクからの乗り換え組というのは意外と多いけれども、そんな人にとってこのクラスの自転車は「ロードを買うのが初めてでも、まずCOLNAGOかPINARELLOのエントリーモデルを買えば後悔する可能性は少ない」ようです。いろんなパーツがもつ基本スペックが全くちがうので、少々の違いはあまり気にならず、どれに乗っても感動するってなことらしい。
いろいろ悩んだ結果、結局COLNAGOのArte105を購入することにしました。
なんだよ、ここまで書いておいてジャイナゴ(*1)かよ・・・というツッコミもうけそうですが、やっぱり、憧れがあるんですよねCOLNAGOって。前からずっと気になってて、一度乗ってみたかったんですよ。
えー。なんというか、イメージ的には、奮発して
「まずとりあえずベンツ乗っておこうか!」
みたいな感じで頑張ってCクラスを買ったような感じでしょうか。(値段が全然違うじゃんというツッコミは置いといて)
まだ納車すらされていないので、これからガンガンのっていこうと思います。恥ずかしい自転車乗りですが、よろしくお願いします。
(*1:Alte105などのCOLNAGOのローエンドクラスの自転車は台湾のメーカーGIANTがCOLNAGOのフレームを委託製造している。イタリアで製造されたミドルクラスのCOLNAGO自転車と分類する意味で、「ジャイナゴ」と呼ぶ人たちがいる)