流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

野蛮人のテーブルマナーを読んだ

正月に読む本が手元に無く、実家への帰宅途中の電車の中で読もうと思って買いました。

野蛮人のテーブルマナー

野蛮人のテーブルマナー


内容は、佐藤優さんが自身の経験に基づいてインテリジェンスとしての立ち振る舞い方をわかりやすく書き記したものです。
情報入手の方法、接待、飲みの場での立ち振る舞い、記憶術などなど、前半部分はインテリジェンスとして振舞うべきマナーを解説してます。また、後半は対談形式であるテーマに沿って話し合う構成となっており、私の所感では、これまでの著書のエッセンスを噛み砕いて解説したような感じの本です。

電車の中で気軽に読めるとライトな感じの本がいいかなと思い手にこの本を取りましたが、「国家の罠」の内容の濃さと比較してしまうとどうしても見劣りがしてしまいます。佐藤優さんということで期待しすぎたのかもしれません。また、以前の著書と重複している内容もあるので、エッセンス本として最初に読むのであればアリかなぁと思いますが・・。

個人的には、相手の知的水準の見抜き方や記憶術の部分が参考になりましたが、総じて若干ながら期待はずれでした。世界情勢の話題などは、ちょっとだけ情報が新しくなっているかな。