流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

ゼミのOB総会で


先日、大学のゼミのOB総会に行ってきました。


卒業して何年経っても、学生とのふれあいはやはり刺激になる。
この時期の大学3年は就職活動を控えた時期であり、職業に対して彼らが抱いているイメージと実際はどう違うのか?という視点で話をしてくる。


そのため、私は普段と違い、学生の視点に立ったつもりで話をしてみるのだ。
学生のときはXXだと思っていたけど、実際は○○だ・・・、とか、学生時代は意識をしていなかったXXだが、本当は△△なんだ・・・という視点でものを語るのだ。


私はそんな風して、学生時代の就職活動に対する思いおこし、現役の学生さんに対して話をします。
そうすることで、気概やら大志やらあったかわからんけど、とにかくわけもわからず必死になろうとした昔を思いだし、少しだけピュアになってまた社会に戻っていくのです。
それにしても、数時間懐かしい思いに浸って楽しい時間をすごしました。いゃ〜、楽しかった。
(私が話したのは、どうしようもないほどくだらない話ばかりですが)


そんな中、某都銀に勤める先輩から
「都銀のディーラーってのは、8勝7敗をずっと続けて8〜9%の利益を上げ続ければ上等な職業」
って話を聞いた。


えぇー?、そ、そうなの?もっと勝率も利益も高いでしょ!?って聞きなおしたら
「もっと勝率を、高い利率を上げることは可能だが、利率をあげるならリスクをとらなければならず、勝率をあげることは難しい。相場にもよるが、勝ち続けるためには高すぎるリスクは禁物で、結果として負けにつながる。勝率を上げるほうもあるが、リスクが少ないため大勝できず、運用実績が上げられない」

ということで、リスクを避けながら一定利率を確保するというのがお仕事なんだそうな。


また、ある1つのやり方で大勝したとしても、市場によって左右されるのはもちろんのこと、そのやり方によって得する人が増え同じやり方を真似る人が出てくるため、時間が経つにつれ1つのやり方ではどんどん勝ちにくくなるんだそうな。


相場の世界って、すごく頭のいい人たちが動かしていると思い込んでいたのですが、そりゃごくごく一握りの、いわゆる頂点の部分にいるごくわずかな人たちなのかもしれませんなぁ、って妙に納得しちゃいました。


そういえば、もう30年も競馬の予想をして、結局は語呂合わせの予想に行き着く人ってのも案外多いそうです。なぜなら、必死にデータ集めて、予想して、がんばっても結局のところ勝てないから。


人生そんなものでしょうかね。
でも。。だから人生は面白いのかもしれませんね。