流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

ひょんなことから

ひょんなことがきっかけで、競馬を調べてみようと思った。


都内でクルマを持つほどの経済力があれば誰でも馬主になれる。
そんなことを考えたことがあるだろうか。


私はそんなことを考えたこともなかった。多分、日本人の多くがそんなことを考えたことはないだろう。
馬に興味が無い人がほとんどだし、馬を所有すると言っても、日本だと確定申告を数年連続でするレベルでないと馬主になる資格は無い。外国で走る競走馬の馬主になるなんて、考えたことも無い人たちが殆どだろう。
でも、その方法は確実に存在する。


別に、昔から競馬が好きだったわけでもない。今も、別にそれほど競馬に興味があるわけでもない。私と競馬をつなぐそのルーツは、昔。そう、高校生の頃に買った菊花賞が初めてだった。ミホノブルボンが三冠をかけた戦い。結局はライスシャワーが勝ったレースだった。


高校生の頃に何かしらのギャンブルを知っていれば、ちょっとした不良きどりに浸れた。幸せな時間だった。今思うと恥ずかしい真実。でも、ギャンブルとしての競馬にハマることは無かった。せいぜい春秋のG1レースを気が向いたら知り合いと賭けるぐらいで、ここ数年はレース結果を知ることすらしてなかった。以来、競馬をスポーツニュースでみることはあっても、血統やらレースやら小難しいことはわからずじまいだ。


そんな私に「お前も馬主にならないか」と誘いを受けたのはちょうど1年半以上前だった。会社の同期が会社に勤めながらオーストラリアの馬主をやっており、引退する牝馬に種付けをして、いわゆる「リアルなダービースタリオン」をやろうと声をかけてきてくれたのだ。


私は当時所有するクルマも処分していたし、一人暮らしで金がかかる趣味もなく、ローンもなかったので、その誘いにのることにしたのだ。なんだか面白そうだからやってみようか・・・と。


で、1年ほど前にその馬が生まれたので、つい先日に私たちはオーストラリアのシドニーから車で約3時間ほどかけてとある牧場に生まれた仔馬を見に行ってきたのです。


(明日も書くかも)