ま、いろいろと賛否があるようですが、女子フィギュアスケートの代表でこんなに大騒ぎになったのは初めてなんじゃないすかね?
ま、安藤選手が無事選ばれたことで安堵したファンの方も多いのではないでしょうか。
今回のトリノ五輪の日本代表の選考は、安藤美姫や浅田真央のおかげで大いに盛り上がりましたなぁ。
年齢制限やらポイント制の是非が今後問われると記事にはあるけど、ある程度明確な基準に則って選手選考がされるのはよいことだと思う。
第一、日本の大会で今年調子がいいからといって、1.5ヶ月後に開催されるトリノでも同じ調子を発揮できるとは限らない。それがスポーツの世界ってもんだ。
逆に、年齢制限についてはかなり難しい問題ですね。今すごいからって、これから数年後も凄い選手であるとは限らない。
既にいろんなメディアで取り上げられているとおり、浅田真央選手はこれからどんどん女性らしい体型に変わっていき、現在のような演技ができるのかどうか・・・ってなことを言われてますしね。
そんな報道を見ていたら、昔読んだ私の大好きな作家、東野圭吾先生の「眠りの森」という小説を思い出しました。
この本、フィギュアスケートではなく、バレエ団に属する人々たちに
次々と襲う事件が小説の舞台になっています。
その小説の中では、バレリーナは1日も練習を休めないとか、閉じられた環境の中での確執だとか、一見華やかな世界の中の厳しさを巧みに描いてます。
その中で、大人になる前のバレリーナには、魔法がかかっているようなもので、大人になると魔法が解けてしまう。みたいなフレーズがありました。(全然うろ覚えなんですが)
大人になると、体が女性らしくなり、バレエに適さない体型になることがあるらしい。
だから、昔は天才少女みたいに言われていたような人でも有名バレエ団に入ってから体型が変わってしまい、凡庸な人になってしまうこともしばしばとか。
昔すごかったのに今は普通の人ってのは、特に珍しくない。学問でも、スポーツでも。周りに1人2人はいたでしょ。
でも・・・、その世界が華やかな世界であればあるほど、なんだか悲しい気持ちになってしまいますねぇ。
人には輝ける瞬間というのがある、というのが私の持論です。
浅田選手の4年後は、今のような、そして今よりももっと凄いアーティストになっているのか。今回の五輪をあきらめざるを得ない浅田選手にはこれからもっともっと輝いて欲しいですな。がんばれ!