流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

トルコ旅行5日目(カッパドキア→パムッカレへの移動)

パムッカレに向けた出発の朝。

7時に起床し、飯を食ったあと、7時50分にホテルが手配したバスに乗った。
カイセリ空港近くの風景を見ながらここはアジアだなと感じる。カッパドキアにヨーロッパのような雰囲気はない。けれども、どこかアジアの活気ある都市ともちょっと違う。なんというか、小奇麗なアジア。そう思った。


カイセリ空港からイスタンブール向けの便は30分ほど待って出発した。かなり待たされるのかと思っていたので、意外と待ち時間が少なかったと感じた。イスタンブール空港にはやっぱり30分遅れで到着したが、飛行機のトランジットには影響が無く安心した。


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イスタンブール空港で飛行機を乗換、ほどなくしてイズミールの空港に到着した。私たち二人は緊張する。

さぁ、ここからが勝負だ。

なぜなら、ここからの移動手段がガイドブックにもほとんど書いていなかったからだ。
イズミール空港の到着時間が15時で、本日中にパムッカレの宿に到着しないといけない。


空港を出てウロウロしていると若い日本人のバックパッカーに声をかけられた。パムッカレにいきたい旨を説明すると、オトガル行きのバスが国際空港から出ているという。自分たちはイズミール空港の国内線ターミナルにいたのだが、イズミール空港はそれほど大きくないため、国際線ターミナルまで歩いて移動し、そこからオトガル行きのバスに乗った。お兄さん、教えてくれてありがとう。


下調べが万全でなかったため「オトガル」というのがよくわからなかったのだが、オトガルはトルコの主要都市にあるバスの発着所の総称らしい。この国では鉄道が未発達のため、代わりに長距離バス網が発達していて、旅行者だけでなく、地元の方のための移動手段として根付いており、重要な移動手段になっているという。


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価格も良心的で、私たちが乗ったイズミール-デニズリ間の乗車料金が14トルコリラ(ちなみに帰りは違うバス会社同じルートを通ったが10トルコリラだった)という良心的な価格だった。更に車内では茶菓子とネスカフェのサービスもついてくる。


イズミールのオトガルに到着後、パムッカレに向けての拠点となるデニズリ行きのバスを探す。

実はここも不安だった。実は旅行前の事前調査で、トルコの観光局に問合せをしたところ、
「バス会社が多すぎて時刻表などよくわからない」なんて答えが帰ってきていたのだ。
私たち二人はかなり不安になりながらバスを探したのだが、結果的に杞憂に終わった。


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案内人にデニズリに行きたい旨を伝えると、30分後に出発するバス会社を案内してくれたのだ。
ガイドブックも、こういう事をちゃんと書いてくれればいいのにね。


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バスに乗り込み、3時間と少しかけてデニズリへ到着。デニズリは噂に違わぬ客引きの多さで、以前の新宿歌舞伎町を思わせるような勧誘の多さだった。私たちはホテルが決まっているのにうちのホテルに泊まれと激しく迫ってくる。ホント、ここの雰囲気だけは最悪だった。


ホテルの勧誘を振り切り、パムッカレに向かうバスに乗り込む。自分たちが泊まるLycos Riverはカラハイットという地区にあり、パムッカレからは数キロ離れた地区にある。こういうことも詳しくガイドブックには書かれていない。


デニズリからパムッカレには地元の人たちも乗る乗り合いバスに乗るが、降り方がよくわからなかったため、ホテルの前を数百メーター過ぎた地点で降ろされてしまった。どうやら、自分で降りると声をかけなければならないらしい。おかげて数百メートル歩くことに・・。



宿泊するLycos River Hotelはトルコ観光局が定める4つ星のホテルで、写真で見た感じは「すごくいい」ホテルだった。
が、泊まってみると結構普通のホテルでがっかり。スイミングプール、サウナ、ディスコ、などなどが常設されてはいたが、どれも大したことはなかった。でも、写真を撮ってみるとこれがいいホテルっぽいんだよなー。

事実、日本に帰国後、撮った写真を知り合いに見せたらすごくいいホテルに泊まっていると勘違いしてくれました。
こういうこと、旅ではよくあることだよね。(笑)


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そうそう。ホテルを選んでいるところで気づいたのだが、どうやらパムッカレのホテルはかなり小さい宿泊施設でもプールがついているようだ。
欧米向けの観光地なんだなと改めて感じる。


パムッカレの街は夜に騒げるような場所もなく、ホテルの施設も10時過ぎにはおおかた閉まってしまうため、特に何かすることも無く12時ぐらいには寝てしまった。