流されず逆らわず

コンピュータ関連のお仕事をしております。不惑を超えても惑い続ける男です。二児の父。

今度こそスト突入!?

プロ野球のスト回避から数日が経ったが、選手会と経営側との意識のズレが明るみになっている。あきらかに球団側によるスト引き伸ばしの意図が見え隠れする。断定できないが、このままペナントレースが終わればいいんじゃない?という意思がある。今こそストを実施すべきかもしれない。古田の主張がマトモなことは明確だ。



これまで散々議論されてきたことだが、選手年俸の高騰が球団経営の圧迫を招いた一面はあるだろう。他プロスポーツでも、年俸の高騰による経営が失敗し破綻を招いたケースはある。しかし、まず複数年契約で選手を引き止めているのは球団側であり、選手でもある。選手は高い年俸と解雇は常に表裏一体であり、常に高いパフォーマンスを発揮できなければ、常に放出対象となりうるプロスポーツ界において高年俸はリスクを高める要素になるからだ。



看板選手を雇い入れられなければ試合で勝つことができなくなり、客もあつまらないという理由で複数年契約に応じているのは球団と選手の双方の合意であるからして、選手を一方的に責めるのは筋違いだ。アホな経済学者が「サラリーマンだったら1000万円でも高年俸。古田は数千万を残して年俸を返却すべき」などと発言してたが(残念ながら名前を忘れてしまった)、全く次元の違う話をしている。常にケガや自由契約のリスクを抱え、将来がまったく保証されておらず潰しが利かない選手にはある程度高い年俸が払われて然るべきと思う。(一部、払いすぎと思われる選手がいることは否めないが)



しかし、その前に経済しかみていない経済バカは物事の常識を語れないのだろうか。どうして大リーグに目玉選手が行くんでしょ。成功した大リーグの選手たちが一体幾ら貰っているか知ってますか?トップ選手が1000万しか貰えないスポーツに魅力を感じられますか?そんなスポーツを見てバラ色の未来を描けるますか? こんなスポーツやってても未来ないしなーって思ったら世界とは到底戦えませんよ。サッカーは昔から学生スポーツとして盛んだったけど、強くなって世界と戦えるようになったのはJリーグが発足してからでしょ。本当にマトモに考えた発言でなはなく、売名行為だと信じたい・・・。



問題なのは、すべき努力をしていない球団側の経営の問題だ。サッカーやNBAに例を出すまでも無く、いまは全世界がマーケットとなっている。日本野球は全世界を相手にするような企業努力をしているか?それともほりえもんのような改革案を一度でも真面目に考えたことがあるのか?これもほぼ間違いなくNoだろう。(ちなみにライブドアが球団として適合しているかどうかは別として)



年俸云々の話をするのはそれからだ。すべき努力をせず主張ばかりする経営側の態度を見ていると反吐がでる。こんな野球界がファンから見捨てられないように・・・。日本スポーツ界の今後が今問われている。今こそ。本当にお願いします。